タグを携帯した人が扉に近づくと開錠する入退室管理システム対応「ハンズフリー認証装置」

三菱電機は7日、タグを携帯した人が扉に近づくと開錠する入退室管理システム対応「ハンズフリー認証装置」を4月1日に発売すると発表した。ハンズフリーアンテナとコントローラーを一体化したことで配線工事が不要となり、従来に比べ低価格で設置できる。タグの電池切れにも対応し、電波の相互干渉を防止する。

タグの電池が切れた場合、ハンズフリーアンテナに密着させて認証ができる。タグのサイズは縦52mm、横29mm、厚さ10.5mmで、同社従来品と比較して約30%小型化した。

電波干渉防止機能を搭載し、隣接する扉に設置したハンズフリーアンテナから同時に電波を送信しないよう制御することで、最大4台まで正常な個人認証ができる。

管理用パソコン・IDコントローラー、ハンズフリーアンテナ10個、タグ100個の場合の参考見積価格は480万円(税抜き)。今年度で100システムの販売を目指す。

(了)