「ハイパーコンバージド・ソリューション トークナイゼーションモデル」導入前(左)と導入後(右)の効果例(POSシステム/ポイントシステム)

日立システムズは14日、クレジットカード番号などの機密情報を取り扱う企業向けに、カード番号の安全管理を支援するソフトウェアとITインフラをセットで提供する「ハイパーコンバージド・ソリューション トークナイゼーションモデル」を販売開始すると発表した。クレジットカード番号を安全に管理するシステムを個別に開発するよりも、低コスト・短い準備期間で導入することが可能になる。クレジットカード番号だけでなく、マイナンバーや個人情報などの機密情報を扱う場合でも、秘匿化によって機密データを扱う範囲を極小化し、セキュリティを向上させることができる。

システム構成イメージ

カード番号を不可逆の別番号に置き換え秘匿化して管理するソフトウェアと、サーバーやストレージ、仮想化ソフトウェアなどのITインフラをセットにして提供する。暗号化ソフトウェアに40年以上の実績を持つ、データ保護ソリューションのリーディングプロバイダー、Thales e-Securityの製品を活用。カード番号を乱数により生成する別の情報に置き換えることで、単体では全く意味のないデータにすることができる。暗号化や特権ユーザーコントロール、ファイルアクセス監査などの要件にも対応する。

カード番号を秘匿化することで、カード会社や加盟店は、国際カードブランド5社が共同で策定したクレジット業界におけるグローバルなセキュリティ基準、PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)で求めるセキュリティ対策に関する監査項目の多くを監査対象外にすることができるため、PCI DSSへの準拠を効率的に行うことが可能になる。

対象となるサーバーを局所化でき、監査工数の削減もできる

オプションで保守サービスも提供する。万一トラブルが発生した際には、全国約300カ所のサービス拠点網を生かし、訪問で修理・交換をするなど、迅速に対応する。

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http://www.hitachi-systems.com/news/2017/20170914.html

(了)

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リスク対策.com:横田 和子