2017/09/22
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』
いろいろ実験してみよう!
さらに、家にある、本当にこどもたちにとって身近なものでいろいろ実験して親子で仕組みを考えてみてほしいと思っています。
身近なもの=レジ袋とか、なんだか捨ててもいいもの系なのは、みんなが学校に持ってくれるものという前提があるのでしょうかね?
たとえば、左下。これは、半透明の小物入れ。無印良品などの収納ケースには半透明のものが多いです。だから実は収納ケースに入れちゃえばこんな素敵なランタンに♪
手前の真ん中写真は、LEDライト後部にアルミホイルを置いたもの。アルミホイルはよく反射しますよね!
で、反射するといえば、これも。おうちにあったりしませんか?磁石つきスパイスケース。これ、いまだにプリントや紙の世界が続く、こどもたちの園や学校プリントを冷蔵庫に貼っておくのに大活躍なものなのですが、これにろうそく型LEDライトがすっぽり入ります。すっぽりといっても上はちょっと当たるのですが、ろうそくの火の部分は、まがるプラスチックで割れないので、ちょっと無理しても大丈夫なのです!
また、こちらは何かわかりますか?答えは、ガラス製のレモン絞りです。カットガラスで光が屈折したり反射したりしますよね。もちろん普通のカットガラスなどでもできます♪レモン絞りにLEDがぴったり入ります。あればやってみてほしいです。
イベントに使ったものは、200名以上参加される大きな会場でもあったので、市販の不透明なカップを準備しました。1個10円くらいから購入できます。
それに透かしがあるようなシールを貼ると、光の直進が妨げられるので、光が広がってみえます。
ちなみに透明カップも重ねると不透明になっていくので、光が広がるのでやってみてね。こんなのも面白いです。
左はお寿司作りの「すまき」で巻いて立たせたもの、右は、金属製の味噌漉しですが、金属製の水切りボールなどでも綺麗にできます♪
その他、トランスパレントと言われる透明折り紙で巻いてもきれいです。
という具合に、「身近なもの」=レジ袋とか、レジ袋のランタン作りしかできないなんて残念すぎます。これは光のどんな仕組みで広がっているのだろう?と家族であれこれ考えて試してみたり、職場でちまっとシールを貼って、語り合いながらランタン作りを楽しんでほしいなと思っています。
そして、身近にある何からでも、自分で考えて屈折、反射を利用してランタンをつくりだせるそんな人が増えると嬉しいです♪
(了)
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』の他の記事
おすすめ記事
-
能登半島地震からまもなく2年 検証をどう生かす
能登半島地震からまもなく2年。災害対応の検証も終盤に入っています。浮上した課題を反映し、災害関連法も変わりました。来年はこれらの内容をふまえた防災・BCPの見直しが加速しそうです。発災直後から被災地を調査し、石川県の初動対応を振り返る検証委員会の委員も務めた金沢大学准教授の青木賢人氏に防災・BCP強化の方向を聞きました。
2025/12/25
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/12/23
-
-
-
-
-
-









※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方