2017/09/22
ニュープロダクツ
フェイスブックは21日、これまでの「災害時情報センター」を改め、「災害支援ハブ」を14日に新設したと発表した。災害支援に関する機能を拡充。「セーフティチェック」と呼ばれる安否確認機能、避難所や食料の配布先、移動手段などを探したり支援要請したりすることに加え、逆に支援提供できることを知らせることもできる「コミュニティヘルプ機能」、災害に関する情報を得るためのリンク機能をひとつのページにまとめた。
フェイスブックは2014年に「災害時情報センター」を開始。災害が起こった地域にいる場合に友だちや家族に無事を知らせたり、災害の起こった地域の友だちや家族の安否を知らせたりするための安否確認機能を搭載した。今年2月にはコミュニティヘルプ機能を増設。災害だけでなく、6月の英・ロンドンでのタワーマンション火災や8月のスペイン・バルセロナでのテロといった、大規模事故やテロでも起動している。
今回「災害支援ハブ」開始にあたり、安否確認やコミュニティヘルプ機能以外に災害に関する記事、画像、動画へのリンク機能も追加。米国では被災者や災害支援を行うNPOへの募金キャンペーン機能も提供されている。フェイスブックでは受け皿となるNPOとの交渉がまとまるなど条件がそろえば、日本を含めた米国以外での展開も視野に入れている。
■ニュースリリースはこちら
https://ja.newsroom.fb.com/news/2017/09/a-new-center-for-crisis-response-on-facebook/
(了)
リスク対策.com:斯波 祐介
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/10/28
-
-
-
-
-
月刊BCPリーダーズ2025年上半期事例集【永久保存版】
リスク対策.comは「月刊BCPリーダーズダイジェスト2025年上半期事例集」を発行しました。防災・BCP、リスクマネジメントに取り組む12社の事例を紹介しています。危機管理の実践イメージをつかむため、また昨今のリスク対策の動向をつかむための情報源としてお役立てください。
2025/10/24
-
-
「防災といえば応用地質」。リスクを可視化し災害に強い社会に貢献
地盤調査最大手の応用地質は、創業以来のミッションに位置付けてきた自然災害の軽減に向けてビジネス領域を拡大。保有するデータと専門知見にデジタル技術を組み合わせ、災害リスクを可視化して防災・BCPのあらゆる領域・フェーズをサポートします。天野洋文社長に今後の事業戦略を聞きました。
2025/10/20








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方