2017/10/02
防災・危機管理ニュース
国土交通省は9月26日、地方自治体における耐震改修促進計画の策定予定と耐震改修等に対する補助制度の整備状況について発表した。4月1日現在、耐震計画は全47都道府県が策定済み。市区町村の策定率は前年比0.2ポイント増の97.5%で、100%となるのは2019年度以降の見込み。市区町村による補助制度は耐震診断に対しては前年比2.2ポイント増の86.5%、耐震改修に対しては2.9ポイント増の85.0%となっている。
耐震改修促進計画は、1741市区町村のうち1698団体が策定済み。2018年3月までにさらに9団体が策定し、策定率は98.0%となる。残る34団体は2018年4月以降の策定を目指す。補助については診断・改修いずれに対しても都市部は割合が高く地方は低い。都道府県別に見ると診断への補助制度がある市区町村の割合が特に低いのは沖縄県の20%、佐賀県の25%、耐震改修では沖縄県の29%、北海道が30%。
補助制度を建物用途別に見ると、診断の住宅は前年比2.5ポイント増の85.7%。うち戸建住宅が2.6ポイント増の85.6%、共同住宅は3.3ポイント増の41.2%。非住宅建築物は0.3ポイント増の38.2%。改修は住宅が2.5ポイント増の84.5%、戸建住宅が2.6ポイント増の84.4%、共同住宅が2.9ポイント増の36%。非住宅建築物は2.0ポイント増の24.3%。住宅の方が生命・財産の危機に直結する可能性が高く、制度整備の割合も高い。非住宅は2013年の耐震改修促進法が改正され、大規模公共施設の改修が2015年までにほぼ終了したことから割合が低くなっている。
■ニュースリリースはこちら
http://www.mlit.go.jp/report/press/house05_hh_000682.html
(了)
リスク対策.com:斯波 祐介
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/06/23
-
W杯に水を差したDAZN契約プラン表示が原因で大炎上
世界最大のスポーツイベントであるサッカーのW杯が6月12日に開幕。日本は1勝1分けで決勝トーナメント進出を大きく引き寄せている。その裏でW杯の視聴契約を巡ってSNSで大炎上していたのが、スポーツコンテンツの配信会社であるDAZNだ。W杯の全試合を視聴できる年間契約プラン表記に問題があり、13日にお詫びを発表した。しかしその対応も反感を買い、炎上は継続。最終的には年間プラン自体を取り下げた。DAZNの何が問題だったのか、消費者問題に詳しい住田 浩史弁護士に聞いた。
2026/06/23
-
-
-
-
企業の副業解禁とコンプライアンス対策を支援
企業の副業解禁の流れが加速している。従業員は本業以外の労働を増やすことで、収入増が見込める。従業員が副業で獲得したスキルで、本業への貢献も期待できる。企業側にとっても、副業は採用活動に活用できる。業務発注から関係を深めてからの転職や採用後のミスマッチを防止する効果がある。一方で、副業の一般化に伴い、同業他社での競業や情報漏えい、ブランド毀損、過重労働など、副業リスクは増加している。フクスケ(東京都千代田区)は、企業の副業制度の運用支援に加え、副業コンプライアンス向上に関するデータを分析し、リスク診断サービスも提供している。代表取締役社長の小林大介さんに、企業の副業解禁がもたらす影響について話を聞いた。
2026/06/12
-
-
-
-








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方