2020/09/07
ニュープロダクツ
エヌ・ティ・ティラーニングシステムズは、オンラインを利用した研修「防災インバスケット」を提供する。職場リーダーの防災力アップを図る制限時間方式の体験型カリキュラムを中心に、オンラインによる受講で効果があがるようプログラムを工夫したもの。コロナ禍の現在、人を従来のように集めずに実施できる実践的な研修として提案する。
同研修では、企業のリーダーが職場で大規模災害に遭遇する疑似体験を通じ、災害対応に必要な知識と行動を学ぶ。従業員の命を守る行動や二次災害に備える対応といった課題について、制限時間内に優先順位を考えながら処理し、当事者意識を高め、リーダーとしてのマネジメント能力を向上させることを目指す。PCやスマートフォン端末を使用したオンラインでの提供となり、インターネットに接続可能な職場や自宅から受講可能。プログラムは事前事後の学習を含めて2~3時間で完了する。
研修内容は、大規模地震(南海トラフ地震)を想定したリアリティの高い状況設定で実践的なもの。インパクトのある動画を使用することで、受講者が想定した事例の世界に入り込み、「主人公」として行動できるよう工夫されている。リーダー育成に有効性の高いインバスケット手法を活用することで、リーダーとしてのスキルアップを図る。
オンライン研修の特性を生かし、まず受講者が課題に取り組んだ後に模範回答や解説を読み、質問や意見を出すという流れで学ぶ。受講後の回答結果は「実践的な防災知識」や「組織的な行動」などのカテゴリーごとに評価がなされ、自らの強み弱みを客観的に把握できる。
要望に応じて受講生同士のオンラインでのディスカッションや、防災知識の豊富な専門講師からのダイレクトなフィードバックも受けられる。
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com 編集部
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/10/21
-
「防災といえば応用地質」。リスクを可視化し災害に強い社会に貢献
地盤調査最大手の応用地質は、創業以来のミッションに位置付けてきた自然災害の軽減に向けてビジネス領域を拡大。保有するデータと専門知見にデジタル技術を組み合わせ、災害リスクを可視化して防災・BCPのあらゆる領域・フェーズをサポートします。天野洋文社長に今後の事業戦略を聞きました。
2025/10/20
-
-
-
走行データの活用で社用車をより安全に効率よく
スマートドライブは、自動車のセンサーやカメラのデータを収集・分析するオープンなプラットフォームを提供。移動の効率と安全の向上に資するサービスとして導入実績を伸ばしています。目指すのは移動の「負」がなくなる社会。代表取締役の北川烈氏に、事業概要と今後の展開を聞きました。
2025/10/14
-
-
-
-
トヨタ流「災害対応の要諦」いつ、どこに、どのくらいの量を届ける―原単位の考え方が災害時に求められる
被災地での初動支援や現場での調整、そして事業継続――。トヨタ自動車シニアフェローの朝倉正司氏は、1995年の阪神・淡路大震災から、2007年の新潟県中越沖地震、2011年のタイ洪水、2016年熊本地震、2024年能登半島地震など、国内外の数々の災害現場において、その復旧活動を牽引してきた。常に心掛けてきたのはどのようなことか、課題になったことは何か、来る大規模な災害にどう備えればいいのか、朝倉氏に聞いた。
2025/10/13
-







※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方