海外でも注目される日本の「折り紙」


Ori-Kit - The Most Compact Cooking Utensils for Kitchen and Outdoors.(出典:Youtube)

こちらは人気上昇中のアウトドアや普段使いもできる 折りたためる調理器具。トルコの会社がクラウドファンディングでスタートアップした製品です。キッチンの場所をとらない食器類であれば収納されやすくなり、災害時に散乱するものも減らせます。

世界の人が折り紙に深い尊敬を抱き、感化されて様々な形に製品化されているという事実を知れば知るほど、日本の学校教育に折り紙を取り入れて平面から立体を作る技と数学を学ぶ機会にしてほしいと思っていたりします。

防災関連の方はもちろんご存知のように、折り紙の技術は災害時にも役立ちますものね!! 今回はいじりませんが、東京防災には一回だけ折り紙が紹介されています。コップの作り方です。

出典:「東京防災」209ページ

でもやっぱりいじってしまってごめんなさいですが、偉大な折り紙の紹介が1回でコップだけなの?というのが、折り紙LOVEな私としては残念に思っています。

かわりに、牛乳パックでの食器(スプーン)の作り方は紹介されています。でも、牛乳アレルギーのお子さんがいることも考えると、牛乳パックを切ってカットすると牛乳が入っていたかどうか確認できなくなります。

出典:「東京防災」208ページ

 肌に牛乳が一滴ついただけでアナフラキシーショックの危険があるお子さんを持つ保護者の方が、避難所には怖くて行けないとお話されていました。

少なくとも表示義務のあるアレルゲン27品目が付着した可能性のあるパッケージをカットして利用することは、避難所では避けた方がよいという知見を広げていただきたいです。

■アレルギー物質を含む加工食品の表示ハンドブック(消費者庁平成26年3月改定)
http://www.caa.go.jp/foods/pdf/syokuhin1446.pdf

だから、やっぱり防災関係の方にもっと広げていただきたいのは、牛乳パックではなく折り紙での食器作りです。おりがみの本には必ずでてくる 食器の角香箱(つのこうばこ)の動画はこちらです。