総務省消防庁は8日、6月30日~7月6日の1週間に熱中症で救急搬送された人が全国で1万48人(速報値)に上ったと発表した。今年の調査を始めた5月1日以降、1週間で1万人を超えたのは初めて。全国的に猛暑が続く中、前週(6月23~29日)の4665人から2倍超に急増した。
 搬送者のうち、65歳以上が5973人で全体の6割を占めた。死者は8人。熱中症の発生場所で最も多かったのは自宅など「住居」で、全体の4割に上った。
 消防庁はエアコンの適切な使用や小まめな水分補給を呼び掛けている。 
〔写真説明〕厳しい暑さの中、日傘を差して通りを歩く人たち=6月28日、東京都渋谷区

(ニュース提供元:時事通信社)