2017/12/15
待ったなし!サイバー攻撃対応の手法

株式会社松尾商店は13日、株式会社ラネクシーと協業し、松尾商店が提供するPC画面の証跡管理ソリューション「Ekran System」(エクランシステム)と、ラネクシーが開発したPC操作ログ収集・管理ソフトウェア「Mylogstar」(マイログスター)を連携、提供を開始したと発表した。シンクライアント環境でPC画面&操作ログによる証跡管理を行うことで、情報漏えい対策ができる。
松尾商店の「Ekran System」は、Cloud Labs KFT(本社:ハンガリー・ブダペスト)が開発した、ユーザーのコンピューター画面を録画&再生、同時にキーボード入力情報を取得できる証跡管理システム。特権ID、管理者権限、アプリケーションやシステム構成に依存することなくすべての操作画面を漏らさず記録できるため、内部不正対策ができる。録画データを自己再生プログラムが実装されたファイルにエクスポートすることが可能なため、インシデント発生時のエビデンス、教育用データなどセキュリティ要件のほか、「働き方改革」での業務効率化対策にも利活用することができる。
ラネクシーの「Mylogstar」は、企業内すべてのPC操作ログを取得することで、不正行為や情報漏えいの流出経路を可視化し、業務プロセスの改善に有効活用できるクライアント操作ログ管理システム。管理対象となるクライアントPCのログオン・ログオフ、アプリケーション、ファイル操作、印刷、アクティブウィンドウなどを記録する。操作記録はOSのカーネルレベルで取得しているため、他のロギングツールでは抜け道となっているような部分でも、正確な操作ログが収集できる。問題発生時にはトレース機能を使い、記録をさかのぼって調査することが可能。ユーザー端末ではなく主にクラウドで処理を行うシンクライアントにも対応しているため、別途シンクライアント用のログシステムを導入する必要がない。既存環境(ファットクライアント)とシンクライアント環境が混在している場合でも、ログの一元管理ができる。
今回の連携で、高精度で豊富な操作項目のログ情報を取得することによって、不正の疑いのある行動をより正確で広範囲に把握できる。また、ログ情報をEkran Systemで収集する操作画面、キーボード入力情報などの記録と補完することで、細部まで確認ができ、エンドポイント保護を包括的に行うことが可能になる。
■ニュースリリースはこちら
http://www.matsuo-shohten.co.jp/information/info_171213.php
(了)
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com:横田 和子
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