新型コロナ感染症発生時の対応や平時から準備・検討しておくべきことを整理

厚生労働省はこのほど、「介護施設・事業所における新型コロナウイルス感染症発生時の業務継続ガイドライン」を作成し、同省ウェブサイトで公表した。介護施設・事業所内で新型コロナ感染症が発生した場合の対応や、それを踏まえて平時から準備・検討しておくべきことを、介護サービス類型に応じて整理したもの。

同ガイドラインでは、新型コロナ感染症BCPと自然災害BCPとの違いや、介護サービス事業者に求められる役割について概説した上で、新型コロナ感染症BCP作成・運用のポイントとして、感染(疑い)者発生時の「対応事項」を詳細に記載する。BCP作成時には、「対応事項」の各項目について、各施設・事業所で具体的な対応を検討・記載できるようになっている。

さらに、BCP作成にあたっての参考として、「推進体制の構成メンバー」「施設・事業所外連絡リスト」「職員、入所者・利用者 体温・体調チェックリスト」「感染(疑い)者・濃厚接触(疑い)者管理リスト」「(部署ごと)職員緊急連絡網」「備蓄品リスト」「業務分類(優先業務の選定)」「来所立ち入り時体温チェックリスト」の8つの様式を添付した。