2026/01/29
防災・危機管理ニュース
【シンガポール時事】シンガポール感染症庁(CDA)は28日、ニパウイルスの流行を受け、感染が確認された地域からの到着便を対象に、空港で体温検査を実施すると発表した。南アジアからの外国人労働者への監視も強化する。現時点で国内での感染は確認されていない。
インド西ベンガル州では今月、2人のニパウイルス感染が確認され、うち1人は重篤とされる。インドでの流行は2001年以降7回目。ワクチンや確立した治療法は存在しない。
CDAは、入国地点で旅行者に注意喚起し、体調不良時には速やかな受診を促す。医療機関には、流行地域への渡航歴を持つ患者で症状が疑われる場合に注意するよう通知した。同庁は、南アジア各国の関係機関と情報交換を進め、感染例の遺伝情報を共有する国際的な基盤構築にも取り組んでいる。
ニパウイルスは、主にコウモリなど感染動物との接触で感染する。世界保健機関(WHO)によると、過去の流行では致死率が約40~75%とされる。症状は、無症状や軽度の感染から急性呼吸器疾患、致死的な脳炎まで幅がある。
1998~99年には、マレーシアとシンガポールの養豚場で流行が確認され、約300人が感染して100人超が死亡した。当時、約100万頭の豚が殺処分され、家畜移動の制限や防護具の使用が徹底された。(了)
(ニュース提供:時事通信 2026/01/29-13:30)
(ニュース提供元:時事通信社)
- keyword
- ニパウイルス
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
火事・水害の被災設備に復旧という選択肢
災害復旧専門サービスのベルフォアジャパンは昨年、独自営業による顧客開拓に乗り出しました。これまでは共同出資者の東京海上日動火災保険を窓口としてきましたが、体制変更を機に直接の市場アプローチを開始。BCPの実効性を確保する手段として自社のサービスを訴求する考えです。代表取締役社長の加藤道久氏に今後の市場戦略を聞きました。
2026/03/18
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/03/17
-
-
余計な情報をつながない安否確認システム
安否確認システム「オクレンジャー」は2006 年に提供を開始したサービス。災害時の初動に欠かせないアプリとして広く認知され、累計ユーザー数260 万を突破した。開発元のパスカルは地域のSIerとして、防災分野以外でもビジネスの高度化に貢献する。社長の井上隆氏に、創業以来の事業コンセプトと今後の展望を聞いた。
2026/03/11
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/03/05
-
ネット風評被害を叩き企業の信頼を守る
ネット社会の「カイシャの病院」として企業の風評被害を治療・予防するソルナは昨年7月、代表交代をともなう事業承継を行いました。創業者の三澤和則氏が代表取締役を退任し、新たに安宅祐樹氏が就任。これまでのサービス価値をさらに高め、企業の信頼の基盤を保全していく構えです。新社長の安宅氏に事業承継の経緯と今後の展望を聞きました。
2026/03/02





※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方