2017/12/21
防災・危機管理ニュース
株式会社理経は19日、12日に行われた超高層ビル街でのドローンを用いた情報収集と滞留者誘導の実証実験第2弾に参画したと発表した。新宿駅周辺防災対策協議会メンバーらで構成される「チーム・新宿 」によるもので、ドローン活用の実効性と課題の確認に加え、新たにドローンの発着場所から離れた現地本部(東京・新宿区の工学院大学)から、音声による遠隔指示が可能な通信網を構築した。
「チーム・新宿」は、損害保険ジャパン日本興亜、SOMPOリスケアマネジメント、工学院大学、理経と、新宿区の新宿駅周辺防災対策協議会のメンバーで構成される。
長距離無線LAN(自営網)を利用したドローンの映像情報を共有するシステムに加え、現地本部と拠点間を結ぶIP電話システムを構築。遠隔地の現地本部からドローン発着拠点、各拠点への指示ができる。IP電話と協力各社の設備を組み合わせ、災害時に現地本部とドローン発着拠点、各拠点で、ドローンの映像、ドローンに搭載したスピーカーを利用して、滞留者誘導の現実性などの確認を行った。
■ニュースリリースはこちら
https://www.rikei.co.jp/news/2017-29/
(了)
リスク対策.com:横田 和子
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