狩猟から農耕への移行がきっかけ?

狩猟から農耕への移行にあたり、赤い実を見分けられる方が多数派になっていったのかもしれませんが、草陰にひそむ外敵を見分ける事ができる少数派の人がいたから人類は生き延びたのかもしれません。

また、ホワイトアウトした吹雪や濃霧の中、C型の人はいろいろなものが見えにくくなります。しかし、少数派の人は見えるのだそうです。生物のサバイバルの手段は、多様性なので、少数派の人が現在も存在するのは、今後の災害に備えた遺伝子サイドの防災なのかもしれません。

だから、多数派と違う色が見える人がいるという事は、私の中では「色弱」というより、色について特別な「フォースの力」(引用「Star Wars」)を持っている人たちという印象になっています♪日本では男性の場合は、20人に1人、女性で500人に1人、このフォースの力を使える方がいるそうです♪

さて、そんな見え方の異なる人たちがいるという状況をしっかり意識すると、特に防災の現場では、困ったことが起きているという事も想像に難くないと思います。

赤で強調したつもりが、かえって目立たなくなっている事もあるのです。

強調したつもりがかえって見えにくくなっている例 (カラーユニバーサルデザインガイドブック(発行:CUDO)より引用)

でも、ちょっと工夫するだけでもっと多くの人が見えやすくなるのです。

(カラーユニバーサルデザインガイドブック(発行:CUDO)より引用)

赤色を橙色に変えて、ピクトグラムや立入禁止に白色のフチをいれるだけ!これだけで、誰にでも見えやすい色になるのです。このちょっとの工夫があるかないかというだけで、こんなに違うのですね!

他の例も見てみましょう。

(カラーユニバーサルデザインガイドブック(発行:CUDO)より引用)


色に名前を書くというのも対策のひとつなのですね!

(カラーユニバーサルデザインガイドブック(発行:CUDO)より引用)

色の部分に路線番号を書くとわかりやすいというのもなるほどです。色がたくさんありすぎて、かえってごちゃついてる路線図もありますから、番号があると多くの人にとっても使いやすくなりますね!