コロナ禍のBCP、複合災害対策本部は、こうなる!
第4回:ITをフル活用する新たな仕組みで早急に訓練を

林田 朋之
北海道大学大学院修了後、富士通を経て、米シスコシステムズ入社。独立コンサルタントとして企業の IT、情報セキュリティー、危機管理、自然災害、新型インフルエンザ等の BCPコンサルティング業務に携わる。現在はプリンシプル BCP 研究所所長として企業のコンサルティング業務や講演活動を展開。著書に「マルチメディアATMの展望」(日経BP社)など。
2021/01/13
企業を変えるBCP
林田 朋之
北海道大学大学院修了後、富士通を経て、米シスコシステムズ入社。独立コンサルタントとして企業の IT、情報セキュリティー、危機管理、自然災害、新型インフルエンザ等の BCPコンサルティング業務に携わる。現在はプリンシプル BCP 研究所所長として企業のコンサルティング業務や講演活動を展開。著書に「マルチメディアATMの展望」(日経BP社)など。
新型コロナウイルスのワクチン接種が米英などから始まり、日本でも今春から医療従事者、高齢者、エッセンシャルワーカー等、順次展開されていくと言われています。ただ、一般国民に広くワクチンが届くにはまだ1年程度かかりそうで、コロナ禍の終焉は、現時点では見えてきません。
このような状況において、日本企業における危機管理上の最重要課題である「地震」や「自然災害」は、コロナ終息を待ってくれるはずもなく、全ての企業や法人、組織にとってコロナとの「複合災害」に対する備えは喫緊の課題です。
すでに多くの大企業が震災BCPを構築済みで、サプライチェーンや取引先の中堅中小企業にも大企業並みのBCPと対応策を求める圧力がこの数年強まっています。しかし、昨年発生した新型コロナウイルス感染症BCPにも対応した「複合災害」としてのBCPを構築できている企業はほとんどありません。
危機管理担当部門はこのコロナ対応で四苦八苦しており、震災BCPや自然災害BCPの訓練ができず、PDCAもままならずに、マニュアル類は塩漬け状態という企業が多く存在しています。一方でコロナ禍での強い不安感から、同時に起こる可能性が高い震災や自然災害に危機意識を感じ、複合災害BCPへの取り組みの動きを見せる企業も出始めています。
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