2018/02/01
防災・危機管理ニュース
東京都は1月31日、「セーフ シティ東京防災プラン」の骨子を発表した。14日までパブリックコメントを募集。3月末に正式に策定する。2020年東京オリンピック・パラリンピックを見据えた2018~20年度までの都の防災計画だが、都内で起こりうる4つの災害シナリオも提示。図やグラフなどでわかりやすく都民に示し、普段からの備えや自助・共助の重要さを都民に伝える内容となっている。
東京が目指す都市像として(1)都民一人ひとりが相互に助け合い、適切な行動を取ることができる(2)命を守る災害対応体制が構築されている(3)強靭な防災都市づくり等が着実に進展している―の3つを掲げた。
災害シナリオは(1)区部・多摩地域における地震(2)島しょ地域における地震(3)島しょ地域における火山噴火(4)都内各地における風水害―の4つ。時系列で発災後から起こりうる事態を説明。さらに懸念される事態を防ぐために、事前に行うべき行動もまとめている。例えば(1)であれば建物の耐震化や家具の固定、帰宅困難者対策へ一斉帰宅の抑制や備蓄の実施といったことを都民や事業者に対して呼びかけている。
2020年度までの都の目標では、防災上重要な公共建築物の耐震化が概ね完了しているほか、公立小中学校の屋内運動場の吊り天井等落下防止対策を完了させる、「センター・コア・エリア」と呼ばれる首都高速道路中央環状線の内側に当たる都心エリアの都道の無電柱化完了、全62区市町村での要配慮者の避難支援プラン策定などが示されている。
■ニュースリリースはこちら
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2018/01/31/17.html
(了)
リスク対策.com:斯波 祐介
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/03/17
-
-
余計な情報をつながない安否確認システム
安否確認システム「オクレンジャー」は2006 年に提供を開始したサービス。災害時の初動に欠かせないアプリとして広く認知され、累計ユーザー数260 万を突破した。開発元のパスカルは地域のSIerとして、防災分野以外でもビジネスの高度化に貢献する。社長の井上隆氏に、創業以来の事業コンセプトと今後の展望を聞いた。
2026/03/11
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/03/05
-
ネット風評被害を叩き企業の信頼を守る
ネット社会の「カイシャの病院」として企業の風評被害を治療・予防するソルナは昨年7月、代表交代をともなう事業承継を行いました。創業者の三澤和則氏が代表取締役を退任し、新たに安宅祐樹氏が就任。これまでのサービス価値をさらに高め、企業の信頼の基盤を保全していく構えです。新社長の安宅氏に事業承継の経緯と今後の展望を聞きました。
2026/03/02
-
-
-







※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方