2021/04/18
ニュープロダクツ

消火器・消火設備等の開発・製造・販売を行うモリタ宮田工業は、可動式ブース向けの住宅用下方放出型自動消火装置「霧筒(kiritutu)」(きりつつ)を販売する。テレワーク導入企業の拡大に伴い、商業施設、駅構内など、様々な場所で設置が増加している個室型ビジネスブース等の安心・安全な利用を目的とし、火災の感知から消火までを全自動で行うもの。
同製品は、水の4倍の消火性能を備え、冷却効果、浸透性、再燃防止効果にも優れた消火薬剤(第三種浸潤剤等入り水3リットル)を使用する。人に優しい中性の消火薬剤でもあるため、薬剤の飛散による二次的な災害が少なく、使用後の復旧も容易に行える。
本体には、耐食性に優れたステンレス材を使用し、美観にもこだわったスタイリッシュなデザインを採用。コンパクトな設計であり、複雑な配管工事や電気工事は不要。日常点検や取り外しも簡単に行えるようになっている。
同製品を設置する可動式ブースが(1)床面積3平方メートル以下、(2)天井と壁が不燃材料で仕上げられている、(3)外部からブース内で発生した火災が目視等で確認できる、(4)点検による適切な維持管理がされている、(5)火気設備が使用されない、(6)宿泊を目的としていない、(7)仮眠を伴う恐れがない、という条件を満たす場合、同製品を設置することでスプリンクラーや自動火災報知機の設置が免除される。
同製品の総質量は約8キログラム。外形寸法は、高さ約238×幅約670×奥行き約142ミリメートル。防護面積は3平方メートル。感知温度は摂氏72度。オープン価格。
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com 編集部
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