2015/07/25
ニュープロダクツ
テレネット株式会社

事業継続の命運を握る拠点間の情報収集、連絡手段としてIP無線が注目を集めている。無線機同士の通話や複数の端末に一斉連絡ができる機能をそのままに全国 的な通信網で屋内外や地上地下を問わず利用できる。テレネット株式会社はこのIP無線にGPSを連動させ、エリア別の緊急災害速報を受信できる災害速報付きIP無線機「HAZARD TALK(ハザード・トーク)」を発売した。地震や津波到達時間をカウントダウンで知らせたり、台風・洪水・豪雨などの避難や初動対応をサポートする。
災害時の通信手段に何を選べばいいのか──どの企業や団体も頭を悩ませてきた問題だ。非常時の通信に求めるのは高い信頼性と優れた機能性、そして低コストのシステムだが、この条件を満たす数少ないシステムとして注目されているのが、IP無線機だ。「建物や雨の影響も受ける衛星携帯の室内利用は実用的ではない。MCA無線もエリアが狭く、地下やトンネル内は特に弱く室内利用も厳しいケースが多い。アンテナや特別な装置などを必要とせず、全国的なネットワークで初期導入コストが抑えられるのがIP無線の利点だ」とテレネット株式会社代表取締役社長の青山貴子氏は語る。
緊急災害速報サービス付きIP無線機「HAZARD TALK(ハザード・トーク)」が通信に使うのは「docomo」が提供するデータ通信網で、通信エリアは通話と同一。全国各地で確実につながり、現在で も地下施設など利用エリアは拡大中だ。青山氏は「発災時に制限を受けやすい音声通信ではなく、データ専用の通信網を使うことで制限の可能性を最小限にとどめた」と説明する。
各拠点への指示には一斉連絡や強制割込機能が使え、エリア別や事業部別など無線機のグループ化もできる。「全通話録 音がされ、聞き直しが簡単にできる事も慌ただしい災害時には必要なこと。また、通話時間に制限がなく、途切れのない連絡もメリットの1つだが、外線への発着信やテザリング機能も評価頂いている」(青山氏)。
さらに事業継続の上でHAZARD TALKの有用性を際立たせているのが緊急災害速報サービス「DEWS(デュース)」の機能。気象庁が発表する高度利用者向けの緊急地震速報をもとに全国 を縦横に細分化したGPSの位置情報から「現在地」に発せられた警報を知らせる。これはテレネットが新たに自社開発したシステムだ。全国各地の事業所に配 備すれば、設定なしに災害速報を受信でき、地震や津波到達時間をカウントダウンで知らせるため、素早い避難や防御行動だけでなく機材や設備の保護にも先手 を打てる。今後は自然災害や武力攻撃を知らせるJアラートや自治体の避難勧告や避難所情報を提供するLアラートの配信も予定している。

DEWS 機能のついたHAZARD TALKは発災時の通信確保と的確な初動を導くツール。青山氏は「これまでに利用できた高度利用者向けの緊急災害速報は、事前に登録した地点の速報のみを配信していた。登録せずにGPSに連動して追尾する移動端末向けのサービスは日本初。導入コストを抑えつつ防災対策を向上させた、『つながる無線』として 是非、拠点に1台利用してもらいたい。デモ機を貸し出すので皆様にご確認頂きたい」と話す。
製品に関する問い合わせ
テレネット株式会社/TEL.0120-266-860
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/07/14
-
-
AIによるメール監査で悪意なき不正リスクを事前に検知
昨今、企業の不祥事が多発している。不正会計や金銭の着服、独占禁止法で禁止される談合やカルテルなどが発覚することで企業の信用が失墜し、業績悪化にいたるケースが多い。企業の不正を防ぐ方法で有効なのが、社内のメールモニタリング(メール監査)だ。国際訴訟・不正調査のパイオニアであるFRONTEO(東京都港区)は、リーガルテック分野で培ったノウハウから自社開発したAIエンジン「KIBIT(キビット)」をコア技術に、メール監査で企業の不正リスクを検知するサービスを提供する。膨大な量の電子データから、どのように不正を発見し、未然に防ぐのか。代表取締役社長の守本正宏氏に話を聞いた。
2026/07/13
-
-
困難な工場のサイバーセキュリティ強化机上訓練で隠れていた現場力を発掘(参天製薬)
製造業にとって最も避けたい、売上に直結するサイバー攻撃による工場の稼働停止。しかし、セキュリティ対策の導入は工場ならではの困難があり、簡単にはいかない。参天製薬(大阪市北区、伊藤 毅代表取締役社長)は、サプライアーのランサムウェア感染をきっかけに、2017年から国内外の工場のサイバーセキュリティ対策を強化。工場との対話を重ね、着実に進めている。
2026/07/10
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/07/05
-
「情シス任せ」「コンサル任せ」では終わる
社会機能の維持に欠かせない業種でサイバーインシデントが相次いでいます。事業停止の影響は一企業のビジネスの域を超えサプライチェーン全体に波及。いまやセキュリティは経営の重要課題です。企業を取り巻くサイバーリスクと求められる対策について、日立ソリューションズの扇健一氏と辻󠄀敦司氏に聞きました。
2026/07/03
-





※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方