2012/11/21
防災・危機管理ニュース
山口県宇部市は、11月20日(火)、特定事業所などを主体とした防災訓練を実施した。
■目的:山口県石油コンビナート等防災計画に基づき、特定事業所等が主体となって防災訓練を実施することにより、災害時における防災関係機関との連携による防災活動の習熟及び相互の密接な協力体制の強化を図る。
■実施日時:平成24年11月20日(火) 14~15時30分
■実施場所:宇部アンモニア工業有限会社(宇部市大字藤曲2575番地)構内及び周辺地域
■災害想定:山口県西部を震源とするマグニチュード7.0の地震が発生し、宇部市においては震度6弱を観測。コンビナート事業所において、LPGの漏洩が発生、さらに余震により火災が発生した。
※コンビナート事故時に、関係機関が一元的に情報収集・共有を行う場として、発災事業所内に設置される。昨年から、相次いで発生した2件のコンビナート事故を踏まえ、本県が独自に取り入れ、各コンビナート地区において「初動対応マニュアル」を制定し、周知を図っている。
■訓練項目:
・火災消火、火災拡大防止、負傷者救出、土のう構築、LPG漏洩防止
・「現地連絡室(※)」における関係行政機関の情報収集、避難広報
■訓練参加者:10機関(車両13台) 参加者約140人
■今回の訓練の特長
・現地連絡室を取り入れた訓練を新たに実施
・ 宇部市防災メールを活用した災害情報の伝達、住民避難の実施
※ 本記事は、以下のサイトの情報をもとにまとめたものです。
http://www.city.ube.yamaguchi.jp/houdou/soumu_bousai/h24/sougoukunren.html
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
3線モデルで浸透するリスクマネジメントコンプライアンス・ハンドブックで従業員意識も高まる【徹底解説】パーソルグループのERM
「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンとして掲げ、総合人材サービス事業を展開するパーソルグループでは、2020年のグループ経営体制の刷新を契機にリスクマネジメント活動を強化している。ISO31000やCOSO-ERMを参考にしながら、独自にリスクマネジメントの体制を整備。現場の業務執行部門(第1線)、ITや人事など管理部門(第2線)、内部監査部門(第3線)でリスクマネジメントを推進する3線モデルを確立した。実際にリスクマネジメント活動で使っているテンプレートとともに、同社の活動を紹介する。
2024/07/23
-
インシデントの第一報を迅速共有システム化で迷い払拭
変圧器やリアクタなどの電子部品や電子化学材料を製造・販売するタムラ製作所は、インシデントの報告システム「アラームエスカレーション」を整備し、素早い情報の伝達、収集、共有に努めている。2006年、当時社長だった田村直樹氏がリードして動き出した取り組み。CSRの一環でスタートした。
2024/07/23
-
「お困りごと」の傾聴からはじまるサプライヤーBCM支援
ブレーキシステムの開発、製造を手掛けるアドヴィックスは、サプライヤーを訪ね、丁寧に話しを聞くことからはじまる「BCM寄り添い活動」を2022年度から展開している。支援するのは小規模で経営体力が限られるサプライヤー。「本当に意味のある取り組みは何か」を考えながら進めている。
2024/07/22
-
-
危機管理担当者が知っておくべきハラスメントの動向業務上の指導とパワハラの違いを知る
5月17日に厚生労働省から発表された「職場のハラスメントに関する実態調査報告書」によると、従業員がパワハラやセクハラを受けていると認識した後の勤務先の対応として、パワハラでは約53%、セクハラでは約43%が「特に何もしなかった」と回答。相談された企業の対応に疑問を投げかける結果となった。企業の危機管理担当者も知っておくべきハラスメントのポイントについて、旬報法律事務所の新村響子弁護士に聞いた。
2024/07/18
-
基本解説 Q&A 線状降水帯とは何か?集中豪雨の3分の2を占める日本特有の現象
6月21日、気象庁が今年初の線状降水帯の発生を発表した。短時間で大量の激しい雨を降らせる線状降水帯は、土砂災害発生を経て、被害を甚大化させる。気象庁では今シーズンから、半日前の発生予測のエリアを細分化し、対応を促す。線状降水帯研究の第一人者である気象庁気象研究所の加藤輝之氏に、研究の最前線を聞いた。
2024/07/17
-
-
災害リスクへの対策が後回しになっている円滑なコミュニケーション対策を
目を向けるべきOTリスクは情報セキュリティーのほかにもさまざま。故障や不具合といった往年のリスクへの対策も万全ではない。特に、災害時の素早い復旧に向けた備えなどは後回しになっているという。ガートナージャパン・リサーチ&アドバイザリ部門の山本琢磨氏に、OTの課題を聞いた。
2024/07/16
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方