2012/11/27
防災・危機管理ニュース
プロティビティLLCがBCPアンケート
リスクコンサルティングのプロティビティLLC(東京都千代田区)が同社メールマガジン読者を対象に実施したBCP(事業継続計画)アンケート調査によると、BCPを現在策定中・見直し済という企業は全体の88%にのぼりながらも、予算については半数近くが前年と同レベルで、業務全体のコストダウンを図りながらBCPを進めていかなければならない実態が浮かび上がった。ただ、2011年度に比べて増加した企業も3割あり、景気低迷が続く現状にありながらも、事業継続のための対応に力を注ぐ企業の存在を印象づけている。

この調査は今年6月に実施されたもので回答企業は90社。内訳は製造業37%、卸小売業17%、サービス業12%、金融業10%、情報通信業9%、建設5%、出版印刷1%、不明が9%。
東日本大震災の経験を経て、全体の56%が現在、BCPの検討あるいは見直しを実施していると回答し、すでに見直し済みというところは32%だった。サンプル数は少ないが、調査した企業のうちの9割近くがBCP対策を講じている。「わからない」が7%、「未対応」が5%あった。
データセンターの体制は、メインとバックアップセンターの2拠点体制を敷いているところが約半数を占めた。メイン・バックアップセンター保持が49%、メインセンターのみ持っている企業31%、わからないという回答20%。
データセンターの2拠点体制を敷いている企業は事業継続への関心が高く、すでにある拠点のほかに「新たに設置予定」が20%あった。
また、関東圏に本拠地を置いている回答企業が多かったためか、関西圏にデータセンターを移すことを検討している企業が多い結果が出た。関西圏(50%)・関東圏(22%)を併せると72%で、国内の関東と関西の2拠点化が主流となっている様子がわかる。

このほかBCPを実施・検討済みの企業の59%がデータセンターのバックアップ体制の業務をアウトソーシングしている、あるいはアウトソーシング検討中であり、業務の効率化と継続性の視点がBCP対応と関連性が高いことがうかがえる。

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
余計な情報をつながない安否確認システム
安否確認システム「オクレンジャー」は2006 年に提供を開始したサービス。災害時の初動に欠かせないアプリとして広く認知され、累計ユーザー数260 万を突破した。開発元のパスカルは地域のSIerとして、防災分野以外でもビジネスの高度化に貢献する。社長の井上隆氏に、創業以来の事業コンセプトと今後の展望を聞いた。
2026/03/11
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/03/10
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/03/05
-
ネット風評被害を叩き企業の信頼を守る
ネット社会の「カイシャの病院」として企業の風評被害を治療・予防するソルナは昨年7月、代表交代をともなう事業承継を行いました。創業者の三澤和則氏が代表取締役を退任し、新たに安宅祐樹氏が就任。これまでのサービス価値をさらに高め、企業の信頼の基盤を保全していく構えです。新社長の安宅氏に事業承継の経緯と今後の展望を聞きました。
2026/03/02
-
-
-
-








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方