2023/05/17
防災・危機管理ニュース
広島県は、頻発する大規模自然災害に対して的確に対応するため、2023年度職員採用試験において、自然災害等への対応(災害予防、災害応急対策等)を専門的に行う採用区分「防災」を新設した。5月11日〜31日の期間で、「防災職」を含む大学卒業程度試験(2024年4月1日採用時22~29歳)の受験受け付けを行っている。
同県による「防災職」の設置は、全国で初めてとなるもの。危機管理(防災)に対して高い志を有し、危機事態(自然災害等)への対応を専門的に行う県・市町共有の人材として採用することで、県・市町が継続的に高いレベルで危機管理対応ができる状態を目指す。
業務内容は、災害対策本部における指揮統制、自衛隊・警察・消防など関係機関との連携調整を担う「災害マネジメント業務」や、防災・減災対策の企画・立案・実行。配属先は、危機管理監やその他の危機管理に関係する部署等となる予定。
大学卒業程度試験の受験受付締め切りは5月31日(水)午後5時。第1次試験は6月18日(日)に広島と東京で実施する。「防災職」の採用予定人数は2名程度。詳細はこちら。
社会人経験者の「防災職」の募集は、2023年度の第2回社会人経験者試験(試験申込時に社会人としての職務経験5年以上)で行う予定。
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/09/09
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/09/05
-
-
-
-
ゲリラ雷雨の捕捉率9割 民間気象会社の実力
突発的・局地的な大雨、いわゆる「ゲリラ雷雨」は今シーズン、全国で約7万8000 回発生、8月中旬がピーク。民間気象会社のウェザーニューズが7月に発表した中期予想です。同社予報センターは今年も、専任チームを編成してゲリラ雷雨をリアルタイムに観測中。予測精度はいまどこまで来ているのかを聞きました。
2025/08/24
-
スギヨ、顧客の信頼を重視し代替生産せず
2024年1月に発生した能登半島地震により、大きな被害を受けた水産練製品メーカーの株式会社スギヨ(本社:石川県七尾市)。その再建を支えたのは、同社の商品を心から愛する消費者の存在だった。全国に複数の工場があり、多くの商品について代替生産に踏み切る一方、主力商品の1つ「ビタミンちくわ」に関しては「能登で生産している」という顧客の期待を重視し、あえて現地工場の再開を待つという異例の判断を下した。結果として、消費者からの強い支持を受け、ビタミンちくわは過去最高近い売り上げを記録している。一方、BCPでは大規模な地震などが想定されていないなどの課題も明らかになった。同社では今、BCPの立て直しを進めている。
2025/08/24
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方