2018/07/20
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』
5日は他にもこんな情報が流れていました。気象庁が14時に異例といえる記者会見をしたのです。
いつも気象庁会見を追いかけてますが、台風や大雪以外の現象で、事後の会見ではなく事前の会見って今までにありましたっけ?しかも、「非常に激しい雨が断続的に降り続き、記録的な大雨となる」とあります。
ウェザーニュースでも5日は「週末にかけて歴史的大雨の恐れ 多発的な土砂災害・河川氾濫に警戒」として、「歴史的大雨」という言葉が使われました。
荒木健太郎さんの5日のTwitterでの発信も前日より切迫しています。
東~西日本の皆様,どうかお願いです.大雨災害への備えを必ず確認して下さい.危険な気圧配置が8日頃にかけて続き,非常に激しい雨が降り続いて記録的な大雨となるおそれがあります.本当に危険な状況です.ご自身と大事な人の命を守るために避難情報等を確認をし,早めの判断・行動をお願いします. pic.twitter.com/k5ktBCCGyJ
— 荒木健太郎 (@arakencloud) 2018年7月5日
東~西日本の皆様にお願いです.大雨災害に厳重に警戒して下さい.今回の大雨はいつもと違うと考えて下さい.本当に危険な状況です.これまでの大雨で地盤が緩んでいる地域も多く,8日頃にかけて非常に激しい雨が続き,広範囲で大雨になります.避難情報等を必ず確認して下さい.命が一番大事です. pic.twitter.com/xQdzBulugX
— 荒木健太郎 (@arakencloud) 2018年7月5日
「今回の大雨はいつもと違うと考えて下さい.」「広範囲で大雨になります.」「避難情報等を必ず確認して下さい.命が一番大事です.」という言葉が並んでいます。
5日の段階で、わたしの気持ちはざわざわです。講演が終わり、6日を中止にしたのでそのまま東京に戻ることにしたのですが、東京の空は快晴で、大雨の話はニュースにでてくる程度。地震のような特別報道はありませんでした。
そのため、ウェザーニュースのYouTube配信ライブニュースをずっと見ていました。常時放送しているお天気情報として、これは貴重な情報源でした。この時、中国地方の河川の氾濫の怖れについても報道されていました。
大雨情報・週末にかけて歴史的大雨の恐れ/ 2018.7.5 21:00 ウェザーニュース(出典:Youtube)
そんなわけで、切迫した状況を5日から感じることができたのは、信頼できる気象情報を発信する方をフォローしていたり、お天気情報サイトを常時見ることができる環境だったからです。これは、早期に危険を察知するために大切だと思っています。まわりの人がのんびりしていても、気象に詳しい人たちが同じ情報を発信していたら、ただ事ではないかもと思えますよね。
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