2012/12/04
防災・危機管理ニュース
国土交通省東北地方整備局新庄河川事務所は、山形県西川町で地震に伴う大規模土砂災害を想定した演習を実施したと発表した。
■目的:関係機関との連携強化、情報の共有・伝達、災害対応技術力の向上
■実施日時:平成24年11月6日(火)
■実施場所:西川町民体育館
■災害想定:西川町の直下を震源とする震度6強の地震が発生し、それに伴い土砂ダムの形成や地すべりが発生した。
■訓練項目:現地状況把握、緊急調査対応、土砂災害緊急情報の作成、連絡調整会議の開催、土砂災害緊急情報の通知・周知、合同記者会見の開催
参加者には事前にシナリオを知らせず、逐次情報を付与して参加者自ら行動を想定して問題解決能力を習得するロールプレイング(情報付与)方式により実施し、ヘリコプターによる計測結果を用いた天然ダム高及び湛水範囲の算出、天然ダムの決壊時期および氾濫区域の解析を行い、住民への避難指示、孤立した地区の救助に関する検討などを行った。
演習は一般に公開し、県内の市町村から25名が参加し、見学および関連した講習を受けた。
※ 本記事は、以下のサイトの情報をもとにまとめたものです。
http://www.thr.mlit.go.jp/shinjyou/pdf/h24/241107_kikikanriensyu.pdf
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