2023/06/05
産総研「さんぽのひろば」週刊化学災害ニュース
2023/5/8発生の、京都・橋梁工事現場のドラム缶が大雨で河川に流出
PCBを含有する古い塗装の除去作業で着用した防護服を保管するドラム缶3本、灯油入りのドラム缶1本、空のドラム缶3本が河川に流出。流出から約2週間後までに、空のドラム缶1本を除く6本が見つかった。ドラム缶の中身が漏洩した形跡はなく、川の水質調査結果に異常はなかった
2023/5/20発生の、鳥取・牧場の堆肥舎で火災
牛を飼育する牧場の堆肥舎での火災。堆肥舎の一部約280平方mが焼けた
2023/5/21発生の、長崎・造船所で試験中の機械が爆発
機械の試験中に機械が爆発し、工場の壁の一部が焼けた。従業員1名が膝に軽傷
2023/5/22発生の、秋田・製材工場の木材チップなどの倉庫で火災
倉庫内に保管されていた約30立方mの木材チップやおがくずが燻ったため、鎮火に約21時間を要した。倉庫は無人であったが、木を切断する機械が稼働していた
2023/5/24発生の、岩手・ビルの地下で塗装作業中に有機溶剤中毒
地下1階の受水槽の漏水防止工事での塗装作業中に起きた事故。作業員3名が病院に搬送された。換気不十分により有機溶剤などによる中毒が起きた可能性
2023/5/25発生の、石川・機械工場で機械の火災
鋼板を加工する機械から出火した可能性
出典:産業技術総合研究所 安全科学研究部門「さんぽのひろば」
産総研「さんぽのひろば」週刊化学災害ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/09/02
-
-
-
ゲリラ雷雨の捕捉率9割 民間気象会社の実力
突発的・局地的な大雨、いわゆる「ゲリラ雷雨」は今シーズン、全国で約7万8000 回発生、8月中旬がピーク。民間気象会社のウェザーニューズが7月に発表した中期予想です。同社予報センターは今年も、専任チームを編成してゲリラ雷雨をリアルタイムに観測中。予測精度はいまどこまで来ているのかを聞きました。
2025/08/24
-
スギヨ、顧客の信頼を重視し代替生産せず
2024年1月に発生した能登半島地震により、大きな被害を受けた水産練製品メーカーの株式会社スギヨ(本社:石川県七尾市)。その再建を支えたのは、同社の商品を心から愛する消費者の存在だった。全国に複数の工場があり、多くの商品について代替生産に踏み切る一方、主力商品の1つ「ビタミンちくわ」に関しては「能登で生産している」という顧客の期待を重視し、あえて現地工場の再開を待つという異例の判断を下した。結果として、消費者からの強い支持を受け、ビタミンちくわは過去最高近い売り上げを記録している。一方、BCPでは大規模な地震などが想定されていないなどの課題も明らかになった。同社では今、BCPの立て直しを進めている。
2025/08/24
-
-
-
-
ゲリラ豪雨を30分前に捕捉 万博会場で実証実験
「ゲリラ豪雨」は不確実性の高い気象現象の代表格。これを正確に捕捉しようという試みが現在、大阪・関西万博の会場で行われています。情報通信研究機構(NICT)、理化学研究所、大阪大学、防災科学技術研究所、Preferred Networks、エムティーアイの6者連携による実証実験。予測システムの仕組みと開発の経緯、実証実験の概要を聞きました。
2025/08/20
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方