2013/07/10
防災・危機管理ニュース
香川大学危機管理研究センターが公開訓練を実施
香川大学危機管理研究センターは、災害時の状況を再現できる3次元バーチャルリアリティ(3D-VR)を利用した、災害対応の公開訓練を実施した。

同施設では、東日本大震災をうけ、未曽有の災害の後にも地域社会を継続させるために、災害発生時の適切な判断能力と、意思決定・行動ができる実践力をもった人材を育成することを目的としている。今回の3D-VRを用いた訓練もその一環。
3D-VRの訓練システムでは、従来のものより緊迫感のある災害時の状況を再現することが可能で、さらに想定外の状況を体験させるために、状況は様々に変化させることができる。また体験者によってシナリオを選択することができ、映像を見ながら状況を判断することも可能だ。今回の訓練では香川県教育委員会の職員が参加者であったことから、児童を避難場所である校庭まで避難誘導させるシナリオが使用された。システムには参加者の動きを記録するカメラやセンサーが設置されており、訓練実施後には訓練者の対応を振り返ることもできる。
同施設はこのシステムの対象者を行政、企業、病院や学校など地域で防災・危機管理に従事している者、香川大学で開講している防災士養成講座等の受講生を対象としている。今後は訓練者からの意見を取り入れ、訓練シナリオの多様化を図るとともに、訓練者の一層の災害時対応能力向上に取り組んでいく予定。

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
顧客の安全と安心をAIと人のアシスタンスサービスで追求
JTBグローバルアシスタンス(東京都千代田区)は、渡航先でのけがや荷物の紛失、言語の壁など、海外旅行に関わるトラブルを包括的にサポートしてきた。昨今では地政学リスクの高まりに応じ、自社の危機管理ソリューションを生かした出張者や駐在員の安全確保にも注力している。創業35年を機に、AIと人間、それぞれの長所を組み合わせたハイブリッド型サービスの展開を目指す。混沌(こんとん)とした時代の中、海外旅行に伴うリスクを低下させ、旅行者の安全をどのように確保するのか。鈴木章敬代表取締役社長に話を聞いた。
2026/05/19
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/05/19
-
-
-
-
追跡調査中のハンタウイルス感染症原因ウイルスにはどんな特徴が?
世界保健機関(WHO)が5月4日に大西洋を航行中のクルーズ船で乗客3人が死亡し、ハンタウイルスの感染が疑われると発表した。その後、日本人1人を含む乗員と乗客はスペイン領テネリフェ島で下船。各国で追跡調査が行われている。ハンタウイルスは、いったいどんなウイルスなのか。ハンタウイルスに詳しい北海道大学大学院の苅和宏明特任教授に聞いた。
2026/05/14
-
-
-








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方