2024/07/31
防災・危機管理ニュース
【カイロ時事】イスラエル軍は30日、レバノンの首都ベイルート地域に空爆を加え、イスラム教シーア派組織ヒズボラの軍事部門最高幹部フアド・シュクル氏を殺害したと発表した。イスラエル占領地ゴラン高原で子供12人が死亡したロケット弾攻撃への報復。ヒズボラが激しい反撃を行えば、大規模衝突に発展する恐れがある。
イスラエル軍の説明によると、シュクル氏は、ヒズボラの指導者ナスララ師の「右腕」として、軍事作戦の顧問を務めていた。昨年10月から続くイスラエルへの越境攻撃を主導し、ゴラン高原への攻撃も指揮したという。軍報道官はテレビ演説で「われわれは戦争は望んでいないが、その備えはある」とけん制した。
報道では、空爆があったのは午後7時40分(日本時間31日午前1時40分)ごろ。大きな爆発音が響き、攻撃を受けたベイルート南郊のビルが大きな損傷を受けた。ヒズボラの最高意思決定機関がある地区という。AFP通信は、この空爆で3人が死亡したと報じた。
〔写真説明〕30日、イスラエル軍の空爆を受けたレバノンの首都ベイルート南郊で損傷した車(ロイター時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

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