2024/08/25
防災・危機管理ニュース
【ベルリン時事】ドイツ西部ゾーリンゲンで起きた刃物を使った殺傷事件で、警察は24日、実行犯とみられるシリア人の男(26)を拘束した。独メディアによると、男は警察に自首してきたという。これに先立ち、過激派組織「イスラム国」(IS)が系列メディアを通じ「パレスチナや他のあらゆる土地に住むイスラム教徒の復讐(ふくしゅう)」だなどとする犯行声明を出した。
男は2022年末に難民として入国した。捜査当局はテロ事件との見方を強めており、他に15歳の少年を含む2人を拘束。少年は襲撃計画を事前に知っていたとみられ、キルギス出身との情報がある。もう1人はゾーリンゲンの難民向け宿泊所で拘束された。
事件は23日夜、市創設650周年を祝う中心市街地の祭り会場で発生。屋外ステージ前で参加者が刃物を持った男に無差別に襲われ、3人が死亡、8人が負傷した。
ショルツ首相は「恐ろしい出来事に動揺している。犯人は最大限の処罰を受けなければならない」と非難した。
〔写真説明〕24日、ドイツ西部ゾーリンゲンの殺傷事件現場周辺をパトロールする警官(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/09/10
-
相克抱え始まった人権DD 海外の動向と日本企業の対応
ビジネスにおいて、人権尊重への取り組みが不可欠になってきました。欧州では人権配慮を企業に義務付ける法律が次々に施行。米国では強制労働による物品の輸入を差し止める法律が運用され、対応次第では国際的な取引から締め出されかねません。海外の動向と企業の対応を、日本貿易振興機構(ジェトロ)調査部国際経済課の森詩織氏に聞きました。
2024/09/09
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/09/05
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方