2024/09/20
防災・危機管理ニュース
岡山県倉敷市で20日、災害時のトイレ利用について展望する「防災トイレフォーラム」が開かれた。自治体関係者や防災士ら県内外から約500人が参加し、災害時に求められるトイレ対策について学んだ。
講演では、主催の日本トイレ研究所の加藤篤代表理事が、過去の地震災害での避難所におけるトイレ事情を紹介。複数タイプのトイレを組み合わせた対応の必要性を訴えた。パネルディスカッションでは、災害関連死を防ぐためのトイレ環境の整備が議題に上がった。
会場では、仮設トイレやマンホールトイレなどの避難所トイレが展示された他、実際に携帯トイレを利用できる体験コーナーが設けられた。
倉敷市の伊東香織市長は「(2018年7月の)西日本豪雨では水が出なくなり、トイレが使えず非常に困った。われわれの経験が少しでも皆さんのお役に立てれば」とあいさつした。
(ニュース提供元:時事通信社)
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