2014/07/09
防災・危機管理ニュース
また、企業の地域との協力関係の構築状況では、全体では「平時からの連絡体制がある」(25.0%)、「平時から協議会などを設けている」(9.1%)「災害時支援が実践できるように合同で訓練を実施している」(8.1%)といずれも低い数字にとどまったものの、「災害時応援協定を締結している」は大企業が28.9%で11年度比14.1%増。中堅企業が14.7%で同比8.4%増と増加傾向にあり、協定締結の動きは強まっている(図3)。

BCPを策定(検討中を含む)するに至った理由では、全体では「過去の災害、事故の経験から」(43.8%)、「親会社・グループ会社の要請」(37.0%)が上位だった。大企業は「過去の災害、事故の経験から」(56.6%)、「株主の要請、CSRの観点、企業イメージの向上」(45.6%)、「トップの指示」(28.1%)の順となった。中堅企業もほぼ同様の傾向だが、「親会社・グループ会社の要請」(39.9%)が2位に入った。過去の災害、事故の経験から」は大企業が56.5%で、11年度比15.2%増。中堅企業は42.2%で同比2.9%増。これらは東日本大震災の影響とみられる(図4、図5)。


社員に行っているBCMや防災活動に関連して、社員に教育・訓練を実施しているかの質問で、「実施している」と回答した企業に対して、行っている教育、訓練について調査したところ、全体では「社員の安否確認のための訓練」(85.3%)が高く、次いで「通信訓練」(47.3%)、「対策本部設営訓練」(41.8%)となったが、「関連する他の企業・組織との連携訓練」については大企業でも18.8%にとどまった。
大企業に比べて、中堅企業の取り組みが遅れている項目では、差異の大きい順に「対策本部設営訓練」(大企業59.3%、中堅企業32.8%、以下同じ)、「通信訓練」(56.8%、41.3%)、「経営者の参加する対策本部対応訓練」(44.8%、26.3%)と続いた。比率でみると、「広報に関する訓練」(17.6%、1.5%、比率11.7倍)、「代替拠点活用訓練」(17.8%、5.2%、比率3.4倍)に大きな開きがあった(図6)。

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/06/23
-
W杯に水を差したDAZN契約プラン表示が原因で大炎上
世界最大のスポーツイベントであるサッカーのW杯が6月12日に開幕。日本は1勝1分けで決勝トーナメント進出を大きく引き寄せている。その裏でW杯の視聴契約を巡ってSNSで大炎上していたのが、スポーツコンテンツの配信会社であるDAZNだ。W杯の全試合を視聴できる年間契約プラン表記に問題があり、13日にお詫びを発表した。しかしその対応も反感を買い、炎上は継続。最終的には年間プラン自体を取り下げた。DAZNの何が問題だったのか、消費者問題に詳しい住田 浩史弁護士に聞いた。
2026/06/23
-
-
-
-
企業の副業解禁とコンプライアンス対策を支援
企業の副業解禁の流れが加速している。従業員は本業以外の労働を増やすことで、収入増が見込める。従業員が副業で獲得したスキルで、本業への貢献も期待できる。企業側にとっても、副業は採用活動に活用できる。業務発注から関係を深めてからの転職や採用後のミスマッチを防止する効果がある。一方で、副業の一般化に伴い、同業他社での競業や情報漏えい、ブランド毀損、過重労働など、副業リスクは増加している。フクスケ(東京都千代田区)は、企業の副業制度の運用支援に加え、副業コンプライアンス向上に関するデータを分析し、リスク診断サービスも提供している。代表取締役社長の小林大介さんに、企業の副業解禁がもたらす影響について話を聞いた。
2026/06/12
-
-








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方