2024/11/01
ニュープロダクツ

消防用設備全般の技術開発・生産・工事施工・機器販売・保守点検業務を手がけるニッタンは、オフィス、病院、倉庫、工場等のあらゆる建物内の火災情報と、従業員や備品の位置情報を融合した屋内位置情報システム「B Catch Now(ビーキャッチナウ)」を提供する。新たな付加サービスとして、施設の利用状況や従業員の働き方、備品の稼働状況などを可視化し、業務分析ができるサービスを提供する。
「B Catch Now」は、火災感知器にBLE対応の感知器接触型ビーコンを追加することで「人や物の位置」と「火災の位置」の情報をスマートフォンでリアルタイムに確認できる屋内位置情報システム。外出中や離席中の人が指定した「建物」や「階」に帰ってきたらメールで知らせる「おかえり通知」や、在宅勤務者・在館者のリスト表示、気くばりが必要なエリアでは地図上に人を表示しない「気くばりビーコン機能」(火災時を除く)を備える。
同システムでは、自動記録された位置ログデータを活用することで、作業時間や出退勤時間の把握・分析、人員・設備の最適配置が可能。新たな付加サービスでは、顧客の要望に対応したダッシュボードを作成し、必要なタイミングでパラメータを確認・分析できるようにすることで、仮説立案や課題抽出を可能にする。分析環境は、直感的な操作で使えることが特徴のビジネスインテリジェンス・ツール「Tableau Cloud」を採用する。これにより、日常業務の全体像の迅速な把握を可能にし、意思決定の質の向上を支援する。
同社は同サービスの有償トライアルを提供中。パッケージ内容は、利用人数が最大150人、位置特定用ビーコン等の端末レンタル個数が30個、表示画面数が2画面(地図)。トライアル期間は3カ月で、費用は月額20万円(設置費用・利用料含む)。
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com 編集部
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
-
ゲリラ豪雨を30分前に捕捉 万博会場で実証実験
「ゲリラ豪雨」は不確実性の高い気象現象の代表格。これを正確に捕捉しようという試みが現在、大阪・関西万博の会場で行われています。情報通信研究機構(NICT)、理化学研究所、大阪大学、防災科学技術研究所、Preferred Networks、エムティーアイの6者連携による実証実験。予測システムの仕組みと開発の経緯、実証実験の概要を聞きました。
2025/08/20
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/08/19
-
-
-
-
「自分の安全は自分で」企業に寄り添いサポート
海外赴任者・出張者のインシデントに一企業が単独で対応するのは簡単ではありません。昨今、世界中のネットワークを使って一連の対応を援助するアシスタンスサービスのニーズが急上昇しています。ヨーロッパ・アシスタンス・ジャパンの森紀俊社長に、最近のニーズ変化と今後の展開を聞きました。
2025/08/16
-
-
白山のBCPが企業成長を導く
2024年1月1日に発生した能登半島地震で震度7を観測した石川県志賀町にある株式会社白山の石川工場は、深刻な被害を受けながらも、3カ月で完全復旧を実現した。迅速な対応を支えたのは、人を中心に据える「ヒト・セントリック経営」と、現場に委ねられた判断力、そして、地元建設会社との信頼関係の積み重ねだった。同社は現在、埼玉に新たな工場を建設するなどBCPと経営効率化のさらなる一体化に取り組みはじめている。
2025/08/11
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方