2024/12/30
防災・危機管理ニュース
【ベルリン時事】世界気象機関(WMO)は30日、2024年は観測史上最も気温が高い年になると発表した。温室効果ガスの濃度が高まっており、「この先さらに熱が閉じ込められる」と指摘。25年以降も気温が上昇しやすい状態にあると説明した。
WMOのサウロ事務局長は「わずかな気温上昇でも気象はより極端になる。異常気象が増え、毎日のように目にするようになっている」と警告した。25年1月に詳しい数値を公表する。
日米欧当局などの六つの国際データを基に算出した24年1~9月の平均気温は、産業革命前の水準を1.54度上回っていた。「1.5度に抑える」という温暖化対策の国際目標を超えているが、WMOはこれまで、長期的な気温上昇は1.3度程度にとどまっているとの暫定的な見解を示している。
(ニュース提供元:時事通信社)
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