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【九州豪雨】各企業の状況・対応
2019/07/04
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企業をむしばむリスクとその対策
社内不正が起きる理由とその対策
前回はアメリカの犯罪学者であるドナルド.R.クレッシーが唱えた「不正のトライアングル(3要素)」理論を紹介し、企業の不正防止の視点から見た3要素のうちの「動機」「機会」の対策についてお伝えしました。今回は3要素の最後の一つ「正当化」対策について見ていきます。
2019/07/03
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海外のレジリエンス調査研究ナナメ読み!
第73回:GDPR導入後の英国におけるサイバーセキュリティの実態
英国のデジタル・文化・メディア・スポーツ省(Department for Digital, Culture, Media and Sport)は2019年4月に「Cyber Security Breaches Survey 2019」という報告書を発表した。これは英国内の企業と慈善団体(businesses and charities)を対象として、サイバーセキュリティに関する実態調査を行った結果をまとめたものである。
2019/07/02
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本気で実践する災害食
災害時のストレスと戦う食事(1)
災害時に被災者は予想外の痛手を受け、精神的なストレス(悲しみ、不安など)を抱えます。阪神・淡路大震災から24年が経ちますが、あの時のことは昨日のことのように覚えています。身近な人を失くしたら、生身をえぐられたような喪失感にさいなまれます。さらに、昔から俗にいわれる大切なものは「衣・食・住」ですが、本当は順番が大違い。「住・食・衣」の順番に早変わりし、最も困るのは「住む家」がなくなることです。これは最大のストレスです。次のストレスは生計の不安です。職場が崩れ落ち、明日から働く場所がない、現金収入が途絶えるという苦痛です。最後に暮らしに不可欠な水道、ガス、電気が停止し、これが長引いていつ回復するか見通しが立たない。これも耐え難い苦痛です。さらに、飲食店が閉まり、食料や水が手に入らない。電車やバスも不通。八方ふさがりとはこのことです。頭を抱えて寝込むしかありません。こんなストレス満杯の時、「食」はどんな役割をするのでしょうか、今回のテーマです。
2019/07/02
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企業よ、サイバーリスクに備えよ
有効な事前対策、脆弱性診断
今まで当連載では、ハッキングやマルウェア感染に遭ったとき、またその後の感染拡大を防ぐ対策を中心にご紹介してきました。今回は事前に行う対策についてお話しします。
2019/07/01
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安心、それが最大の敵だ
<大地震への心得>と<水害にあった時>
今年も、「水(水害)の季節」がやって来た。近年、洪水が各地で頻発している。地震は「忘れたころにやって来る」という。常時備えが不可欠である。今号では、防災・減災に取り組む研究機関や全国ネットワークが作成した<大災害への心得>や<被害に遭った際の対応>について紹介してみたい。引用する資料は、一般の方々の理解に配慮した身近なネタで分かりやすい記述となっている。これは重要なことである。
2019/07/01
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もしも社内で不祥事が起きたら
第9回 不祥事公表のリスク・マネジメント その2
前回は不祥事が発生した場合の公表の問題について、公表義務の内容、公表するか否かの判断基準、そして公表するタイミングなどについて説明しました。不祥事が発生した場合、公表という問題は避けては通れません。その対応を誤ると、訴訟リスクが高まるほか、レピュテーションの致命的なダメージによって会社の存続さえも危うくなります。
2019/07/01
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都、今年度も一斉帰宅抑制へ企業募集
東京都は28日、今年度の「東京都一斉帰宅抑制推進企業認定制度」企業募集について発表した。7月1日~9月30日が募集期間。災害が起こった際に救助活動の妨げや二次災害を起こしかねない一斉帰宅の抑制のため、備蓄など取り組みを行う企業を募集する。また2018年度に認定された12のモデル企業を含む、49の推進企業の取り組み事例集も公表する。
2019/06/28
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アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』
災害後の生活再建とポケモン進化技
前回ご紹介した被災者生活再建支援カードを使ったボードゲーム、■被災後のお金問題、ゲームで理解 https://www.risktaisaku.com/articles/-/18024 いよいよここからが、みなさんが頼りになる支援者になれるかどうかという本題に入ります。支援しようと思っている方はこちらの方でしたね。
2019/06/28
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日本企業が失敗する新チャイナ・リスク
中国でも賄賂は悪、排除へ取り組みを
日本には、「郷に入っては郷に従え」ということわざがあります。当然中国にやってくる日本人駐在員の方も、このことわざを基に「中国に来たのだから、中国のしきたりに従わなくては」と心して来られる方が多いことでしょう。ましてや海外駐在が初めてという方はなおさら、中国と日本のギャップを見つける度におのずとこの言葉が頭をよぎり、「そうだ、そうだ。郷に従わなくては」と中国のしきたりとか慣習に合わせようと努力されることでしょう。
2019/06/28
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危機管理の神髄
すべての災害の母
未来を垣間見ることができれば、どうだろうか。 もし、全ての起こるかもしれない災害と、それがもたらす全ての悪いことを見ることができたら、どうだろうか。ハリケーンによる大洪水、地震で倒壊した建物、停電でスーパーマーケットの空っぽの陳列台や凍える住宅、バイオテロ攻撃の死者など、それらの全ての悪いことを足し合わせてみる。それは、どのように見えるだろうか。
2019/06/28
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当事者防災研究会~要配慮者が自ら助かるための知恵と工夫~
聴覚障害者のヒアリングサポート「CPR」
災害時、さまざまな聴覚障害を持つ方々に急性期における避難誘導を行う際、どういうアプローチの仕方が有効なのかを調べてみた。
2019/06/27
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お笑い芸人赤プルと共に学ぼう!ちょっくら防災!
正しい役立つ情報集め身を守りましょう!
18日、山形・新潟で最大震度6強の地震がありました!
2019/06/27
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セキュリティ文化の醸成と意識の高度化 ~2020年に向けて私たちにできること~
緊急事態に遭遇(2)病気の単語
自分が緊急事態に巻き込まれたら…という観点で、今月は言葉の重要性についてお話します。先月に引き続き、私の経験からの学びです。
2019/06/26
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もしも大災害で社員が被災したら?
返済条件変更前に被災ローン減免制度の確認を
自然災害被災者債務整理ガイドライン(東日本大震災では「個人債務者の私的整理に関するガイドライン」)は、一定の条件で既存ローンを減免することができる画期的な制度です。ところが、金融機関によっては、自然災害被災者債務整理ガイドラインの存在を把握していない場合もありえます。金融機関の窓口には「自然災害被災者債務整理ガイドラインを利用したい」と明確に手続きの申し出を行いましょう。
2019/06/26
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海外のレジリエンス調査研究ナナメ読み!
第72回:DDoS攻撃の発生状況とその実態
これまで本連載でたびたび紹介してきた、BCI(注1)による Horizon Scan Report(注2)によると、世界のBCM関係者が今後12カ月間に最も懸念される脅威は4年連続で「サイバー攻撃とデータ漏えい」(Cyber attack & data breach)となっている。また同じくBCIから発表された「Supply Chain Resilience Report」(注3)によると、世界のBCM関係者が過去12カ月間に経験したサプライチェーン途絶の原因の中で「サイバー攻撃とデータ漏えい」は 2013年から急増しており、2015年以降は2~3位の間で推移している。したがってサイバー攻撃はBCM関係者にとって最も警戒すべき脅威の一つと言える。
2019/06/25
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迷惑電話・SMS着信で警告、詐欺防止
KDDIと沖縄セルラーは4日、詐欺などの対策として迷惑電話やSMSの着信があった際にスマートフォンに警告表示するサービス「迷惑メッセージ・電話ブロック」の提供を有料会員向けに開始した。会員でなくても30日間は無料で利用可能となっている。
2019/06/25
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本気で実践する災害食
熊本で見た奇怪な炊き出し
これまで、進化した炊き出しの事例をお話ししましたが、最後に風変わりな事例を付け加えたいと思います。これは私が実際に遭遇したものです。前回、炊き出しに出向くとき、現地で「受け皿」の役目をする人たちの進化の素晴らしさに感動したと書きましたが、今回はその逆で、どう考えても腑(ふ)に落ちない現地の対応についてお伝えしたいと思います。それは、ボランティアは「営業職」と位置付けて譲らない保健所と、食べる人から「お金を取ってください」と譲らない自治会長の話です。
2019/06/25
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知られていない感染病の脅威
免疫低下者に危害を与えるMAC
結核菌に代表される抗酸菌群には、100を超える種類がありますが、今回は、非定型的抗酸菌と呼ばれる菌種の中から特にエイズ患者など免疫力の低下した人に高い確率で危害を与えるミコバクテリウム・アビウム・コンプレックス(MAC)菌について説明します。実際、MACは、エイズ患者から特に高率に分離されます。
2019/06/24
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安心、それが最大の敵だ
災害列島日本、平成は大災害が多発
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人と栖(すみか)と、又かくのごとし。…」。言うまでもなく「方丈記」(鴨長明)の冒頭部分である。鎌倉初期の名だたる随筆であり、人生の無常観を活写した文学作品として知らない人はいない。この著名な作品は、また傑出した「災害文学」とも言えるもので、同時代の都・京都を襲った地震・風水害・火災を活写してやまない。生き地獄とも言える描写も少なくないのである。
2019/06/24
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アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』
被災後のお金問題、ゲームで理解
2019年6月18日、山形・新潟で最大震度6強の地震が発生しました。震度6強でも死者がいなかったことは、地域の皆さまの災害対策の努力が大きいと感じています。とはいえ、けがや住宅の被害にあわれた方もいらっしゃいます。命が助かった後は、避難所生活、そしてお金の問題が出てきます。皆さまが無理なく元の生活に戻れることを願っております。
2019/06/21
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身を守る意識付け、帰宅判断基準作りも
リスク対策.comは11日、東京都千代田区の明治薬科大学剛堂会館ビルで第6回危機管理塾を開催。ヤマハ株式会社総務部総務・渉外グループ主事の松島一博氏が「『点呼、安否確認、帰宅判断』の全社員への意識付け」をテーマに講演した。
2019/06/21
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レジリエントな社会って何?
第7回:創造的対応への道 その1
前回は、「その場の状況を担当者個人の感覚や経験によって理解をし、その時に最善と思える対応」(これを創造的対応と呼ぶというお話をしましたね)が災害対応の鍵を握っており、創造的対応を可能にする環境整備が大切、ということをお伝えしました。 また、創造的対応を可能にする一つの推進力として、ドメインナレッジの重要性を説明しました。すなわち、当該分野における「知識」、平たく言うと日常で培われる業務やシステムへの「慣れ」です。このように、ドメインナレッジは、日常の「慣れ」から生まれるため、属人的なものと言うこともできます。キャピタルの考えに当てはめると、「人間資本」に付随するものになります。 ここまでを要約すれば、「災害対応の鍵をにぎるのは、その場にいる担当者が最善と思える対応をいかに行えるようにするかで、その対応力を発揮してもらうためには普段から使い慣れたものをしっかり準備しておくことが大切」ということです。
2019/06/21
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新潟県弁護士会会長、家具固定容認訴え
新潟県弁護士会の齋藤裕会長は19日、18日の山形県沖を震源とする地震を受け、公営住宅における家具固定に関する談話を発表した。家具固定のために生じるねじ穴などの原状回復を求めないことを地方自治体に要望する内容となっている。
2019/06/20
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福祉と防災
災害時の福祉支援の現状と連携・支援方策
2019年5月21日に行われた、NPO法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)の全国フォーラム分科会「災害時の福祉支援の現状と連携・支援方策」について、後半のディスカッションの概要について報告します。前回は高齢化が進む中、災害が起こると福祉が低下し、最悪の場合は関連死につながる懸念について説明しました。
2019/06/20