前回ご紹介した被災者生活再建支援カードを使ったボードゲーム、

被災後のお金問題、ゲームで理解
https://www.risktaisaku.com/articles/-/18024

いよいよここからが、みなさんが頼りになる支援者になれるかどうかという本題に入ります。支援しようと思っている方はこちらの方でしたね。

この方は、半壊だったことから、実際に使った制度は、応急修理制度と義援金で、貯金を使って修理していきました。

ではどのような支援制度を提案できればよかったのでしょうか? カードには、災害直後の支援に、避難所、ボランティアの支援があります。

 

この避難所のカード、得意技もなく地味系です。でも、あらためて、支援者である様々な人と話していると、いろいろな体験や想いを聞くことができました。

各テーブルで熱く盛り上がりました(撮影:あんどうりす)

「避難所は、年金暮らしの人にはきつい場所だから行かない方がいいよ。まず親戚を頼ろう」とか、「この方はひとり暮らしだから、避難所を積極的に利用して、できるだけ長く避難所にいることにした方がいいよ。仮設住宅では孤独死とかの問題もでてくる。避難所で人と触れ合い、人に相談できるようにしておいた方がいいかも」という声もありました。どれもなるほど!と思ってしまいます。

ボランティアというカードでも、「ボランティアは不要とか言って断ってしまうかもしまうかもしれないね。積極的に利用してもらう方がいいよね」などと、ひとつひとつの意味を深く考える作業が新鮮でした。