海外リスク
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旧ソ連圏結束へ首脳会議=制裁下のロシア経済ブロック
ロシアのプーチン大統領は通算5期目に入った。8日、自国主導の「ユーラシア経済同盟」の首脳会議をモスクワで開催。ロシアは勢力圏を力ずくで保持しようとウクライナ侵攻を続ける中、影響力が皮肉にも低下した。西側諸国の制裁に耐え抜くため、死活的に重要な旧ソ連圏の結束を図る。
2024/05/09
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パリ・オリンピック競技大会をめぐる脅威
2024年7月26日から8月11日までの間、第33回オリンピック競技大会がフランス・パリを中心に開催される予定です(パラリンピック競技大会は、8月28日から9月8日までの間)。現時点で既に開催まで100日を切っており、今回はブラジルのリオデジャネイロ・オリンピック競技大会以来、8年ぶりのコロナ禍の制限がない大会となります。パリ・オリンピック競技大会をめぐる脅威について説明します。
2024/05/08
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ゼレンスキー氏暗殺計画で2人拘束=ウクライナ大佐、ロシアから指示
ウクライナ保安局(SBU)などは7日、ゼレンスキー大統領の暗殺計画に関わったとして、警護官を束ねる国家警護局の大佐2人を拘束したと発表した。SBUによると、ロシア連邦保安局(FSB)から指示を受けていたという。
2024/05/07
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イスラエル、ラファで限定地上戦=ハマスは「休戦案受諾」表明―ガザ交渉継続
【カイロ時事】パレスチナ自治区ガザでの戦闘休止と人質解放を巡る間接交渉で、イスラム組織ハマスは6日、最高指導者ハニヤ氏が仲介役のカタールとエジプトに休戦案を「受け入れる」と伝えたと明らかにした。AFP通信によると、ハマス幹部はイスラエルにとり「最後のチャンスだ」と語った。
2024/05/07
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米中、作業部会を開催へ=気候変動巡りワシントンで
【ワシントン時事】米国務省は6日、米中両政府高官が気候変動問題を協議する作業部会を8、9両日に首都ワシントンで開くと発表した。気候変動問題を担当するポデスタ米大統領上級顧問と、中国の劉振民特使が出席する。台湾や南シナ海を巡る緊張が続く中、対話を続け、関係安定化につなげたい考えだ。
2024/05/07
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ラファ避難勧告に反発=国連総長「侵攻容認できず」―アラブ各国
【カイロ、ニューヨーク時事】イスラエル軍が6日、パレスチナ自治区ガザ最南部ラファに避難勧告を出したことを受け、アラブ諸国は一斉に反発の声を上げた。エジプト外務省は声明を出し、ラファの地上作戦は「重大な人道的リスクを伴う」と警告。最大限の自制を求めた。
2024/05/07
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中絶禁止「トランプのせい」=激戦州アリゾナで民主攻勢―大統領選と改憲投票、同時実施へ・米
米大統領選が半年後に迫る中、激戦州の一つ西部アリゾナ州で人工妊娠中絶が争点に浮上した。州最高裁が4月、160年前の中絶禁止法の効力を認めたことがきっかけ。女性の権利保護を掲げる民主党陣営は「責任はトランプ前大統領にある」(バイデン大統領)と攻勢を強めている。
2024/05/06
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イスラエルへの弾薬供給停止=ガザでの戦闘開始後初―米報道
【ワシントン時事】米ネットメディア「アクシオス」は5日、イスラエル当局者2人の話として、バイデン政権が先週、イスラエルへの米国製弾薬の供給を停止したと報じた。米国が兵器輸送を止めるのは、昨年10月のイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘開始後初めて。
2024/05/06
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26、27日開催で最終調整=19年以来、ソウルで―日中韓サミット
【ソウル時事】韓国外務省当局者は5日、日中韓3カ国の首脳会談(日中韓サミット)を26、27両日にソウルで開く方向で最終調整していることを明らかにした。日韓関係の悪化や新型コロナウイルスの感染拡大で2019年12月以降は途絶えており、開催は約4年半ぶり。
2024/05/05
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トランプ氏復権でも米印関係強固=インド与党幹部インタビュー
【ニューデリー時事】インド総選挙(6月4日開票)で優勢が伝えられる与党インド人民党(BJP)で外交政策を統括するビジェイ・チョウタイワレ外務部長が、4日までにインタビューに応じた。
2024/05/05
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プーチン氏5期目始動へ=7日就任、戦勝記念日に演説―ロシア
ロシアのプーチン大統領の通算5期目の就任式が7日、モスクワで行われる。ウクライナ侵攻を背景に国内を引き締め、3月の大統領選は得票率約87%で圧勝した。8日以降に新内閣が発足、9日には旧ソ連の対ドイツ戦勝記念行事で演説し、2030年までの任期をスタートさせる。
2024/05/05
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鳥インフル急増、卵高騰も=牛に感染波及で混乱―米
【ニューヨーク時事】米国で高病原性鳥インフルエンザの感染拡大に歯止めがかからない。4月に大規模な養鶏場での発生が相次ぎ、鶏などの殺処分が急増。上昇基調にある卵価格が一段と跳ね上がりそうだ。感染は牛にも波及し、牛乳からウイルスの痕跡が発見されるなど混乱が広がっている。
2024/05/04
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中東・ウクライナに懸念表明=日伯首脳、気候変動で連携―共同声明、「中国」触れず
【ブラジリア時事】岸田文雄首相は3日午前(日本時間同日夜)、ブラジルのルラ大統領と首都ブラジリアの大統領府で会談し、共同声明を発表した。領土保全や武力行使禁止など国連憲章の原則を順守する重要性を強調し、中東情勢に「深刻な懸念」、ウクライナ情勢に「重大な懸念」を表明。
2024/05/04
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ブラジル南部で豪雨、56人死亡=岸田首相も連帯表明
【サンパウロ時事】ブラジル南部リオグランデドスル州が豪雨に見舞われて河川が氾濫し、州政府によると4日までに56人が死亡、67人が行方不明となった。今後も雨が降りやすい状態が続くため、当局は警戒を呼び掛けている。
2024/05/04
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AI保険をブラックボックス化させない
AIの進化には目を見張るものがある。当然、保険会社においてもAIを活用することが広まっている。保険を引き受ける業務においても、AIの活用が進んでいるわけである。多くのデータに基づいて、より高度な数理モデルを活用することで、より正確にリスクを特定でき、保険料の適切さを向上させること、さらにはより個別的な状況に応じてより適切な保険を提供することも可能にしうる、といったメリットを享受できる方向へと進むことも予想される。
2024/05/03
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実践的危機管理広報講座
本研修では近年数多く発生している企業不祥事をケースとして、内部統制システム(リスクマネジメント・コンプライアンス)の本質的意味を探求し、将来の経営者・経営幹部としての素養を習得します。
2024/05/01
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第246回: 欧州連合サイバーセキュリティ機関による年次報告書(2023年版)
今回紹介するのは、欧州連合サイバーセキュリティ機関(ENISA)がサイバーセキュリティに関する最新動向や提言などをまとめた報告書の2023年版。あらゆる業種がサイバー攻撃の影響を受ける可能性があると考えるべきだと警告している。
2024/04/24
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基本からわかる脱炭素対策!排出量の算定と効果的な削減方法を徹底解説
5月のESGリスク勉強会の発表者は、脱炭素経営の専門コンサルティング企業として知られる「日本カーボンマネジメント株式会社」チーフの青山さつき氏です。
2024/04/22
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2023年防災・BCP・リスクマネジメント事例集【永久保存版】
リスク対策.comは、PDF媒体「月刊BCPリーダーズ」2023年1月号~12月号に掲載した企業事例記事を抜粋し、テーマ別にまとめました。合計16社の取り組みを読むことができます。さまざまな業種・規模の企業事例は、防災・BCP、リスクマネジメントの実践イメージをつかむうえで有効。自社の学びや振り返り、改善にお役立てください。
2024/04/22
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「デバンカー費用」の賠償責任に対応した保険
損害保険ジャパンは、海運事業者が船舶に供給した燃料油の性状不良に起因して抜き取りが必要になった場合の対応費用を補償する「デバンカー保険」を販売する。機械の潤滑状態や油の劣化・汚染状態の分析・評価・診断・対策立案を行うトライボテックスとともに開発するもの。同商品を通じて船舶の機関事故の防止を図るとともに、船体に応じた商品設計によって合理的な保険料を実現する。 2024年6月発売予定。
2024/04/17
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多様性礼賛の風潮が招く欧米への同一化
前回は「もしトラ」による影響の一つとして移民問題を語りましたが、今回はその関連で多様性を前提にした共生を取り上げます。この問題は、多様性を語る多くの国と日本とでは、社会を構成する基盤がまったく違うことを抜きには語れません。それは、一神教と多神教の根本的な違いです。両者にとって多様性の受け入れがどれだけ違うのかを考えます。
2024/04/15
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危機管理カンファレンス2024春
危機管理カンファレンス2024春は、企業がどのようなリスクにどう対応するのか、BCP対策を講じるのか、最新の動きや役立つソリューションを紹介します。
2024/04/15
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進出国の政治行為によって財産および投資が失われる
グローバル化が進む中、自国、進出先国、そしてその他の国における政治上の変化はますますビジネスに対して大きな影響力をもたらすようになっている。政治リスクに対する備えを強化することが、リスクマネジメントの課題になる。
2024/04/10
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第44回 テクノロジーの辻風は吉(後編)
前回に続き、ピーター・ヒンセンさんのお話を伺っていきます。COVIDという特殊な時期の終わりに突如現れたNever Normal時代。フェニックスのように蘇り、舞い上がっていくにはどうすればよいでしょうか?
2024/04/03
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「もしトラ」で日本はどうなる⁉【移民問題】
今年の米国大統領選挙は、世界の方向性をひっくり返すかもしれません。もし共和党トランプ氏が大統領に返り咲いたらどうなるのか、いわゆる「もしトラ」の影響分析が一部で始まっています。もちろん日本の産業界も他人事ではないでしょう。今回から「もしトラ」の影響を順次考察していきますが、まず移民問題に関して取り上げます。
2024/03/30