2025/04/17
防災・危機管理ニュース
【シリコンバレー時事】16日の米株式市場で、エヌビディアなど半導体銘柄が売られ、急落した。中国向けに性能を抑えた製品も、新たに輸出規制対象となったことが背景にある。各社は在庫引当金などの費用を計上。輸出ライセンスの取得に望みをつなぐ。ただ、米中貿易戦争が激化する中、輸出は困難との見方は多く、今後の収益成長に影を落としている。
エヌビディアとアドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)はこの日、いずれも前日比10%の大幅安となった。インテル株は一時5%下落した。半導体の対中輸出規制に対する懸念が売りを誘った。
米政府は既に、生成AI(人工知能)向け先端半導体の対中輸出を規制しており、各社は中国向けに性能を落とした製品を展開してきた。しかし、トランプ政権はこれらの輸出もライセンス取得を求めると各社に通知した。エヌビディアは2~4月期に55億ドル(約7800億円)の費用を計上すると表明。AMDも8億ドルの費用発生の可能性に言及した。
オランダの半導体製造装置大手、ASMLが発表した1~3月期の受注額が市場予想を下回ったことも投資家心理を悪化させた。中国のAI企業、ディープシーク(深度求索)が開発した格安モデルが注目される中、「過熱するAI半導体投資は本当に必要なのか?」といった懐疑論が浮上する。
トランプ政権は半導体を相互関税の対象から外したが、近く「分野別関税」として発動する方針。ASMLのダッセン最高財務責任者は「関税を巡る不確実性が(業績に)直接的、間接的に影響を及ぼす恐れがある」と予想。米国の製造拠点への材料の輸入だけでなく、米国からの部品輸出も影響を受けると説明した。
〔写真説明〕米エヌビディアの画像処理半導体(GPU)(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
火事・水害の被災設備に復旧という選択肢
災害復旧専門サービスのベルフォアジャパンは昨年、独自営業による顧客開拓に乗り出しました。これまでは共同出資者の東京海上日動火災保険を窓口としてきましたが、体制変更を機に直接の市場アプローチを開始。BCPの実効性を確保する手段として自社のサービスを訴求する考えです。代表取締役社長の加藤道久氏に今後の市場戦略を聞きました。
2026/03/18
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/03/17
-
-
余計な情報をつながない安否確認システム
安否確認システム「オクレンジャー」は2006 年に提供を開始したサービス。災害時の初動に欠かせないアプリとして広く認知され、累計ユーザー数260 万を突破した。開発元のパスカルは地域のSIerとして、防災分野以外でもビジネスの高度化に貢献する。社長の井上隆氏に、創業以来の事業コンセプトと今後の展望を聞いた。
2026/03/11
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/03/05
-
ネット風評被害を叩き企業の信頼を守る
ネット社会の「カイシャの病院」として企業の風評被害を治療・予防するソルナは昨年7月、代表交代をともなう事業承継を行いました。創業者の三澤和則氏が代表取締役を退任し、新たに安宅祐樹氏が就任。これまでのサービス価値をさらに高め、企業の信頼の基盤を保全していく構えです。新社長の安宅氏に事業承継の経緯と今後の展望を聞きました。
2026/03/02





※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方