2025/04/26
防災・危機管理ニュース
【イスタンブール時事】イランのメディアによると、南部バンダルアバスの港湾地区で26日、大きな爆発が起き、5人が死亡、700人以上が負傷した。政府報道官は化学物質が入ったとみられるコンテナが爆発したと指摘したが、詳細な原因特定には時間を要すると述べた。
ペルシャ湾に面するバンダルアバスはイランの主要積み出し港の一つで、原油精製所や海軍関連の施設などもある要衝。地元メディアは、爆発によって黒煙が激しく立ち上る様子を報じ、「港湾地区にある大半の建物や貨物が被害を受けた」と伝えた。
イランは中東各地で軍事的攻勢を強めるイスラエルと敵対し、イスラエルが関与したとされる破壊工作などが繰り返し起きている。ただ、今回の爆発との関連は伝えられていない。
〔写真説明〕黒煙が立ち上るイラン南部バンダルアバスの港湾地区=26日、国営イラン放送の映像より(AFP時事)
〔写真説明〕26日、大規模な爆発が起きたイラン南部バンダルアバスの港湾地区で、負傷者を搬送する人々(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)


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