2025/07/06
防災・危機管理ニュース
群発地震が続くトカラ列島(鹿児島県十島村)の悪石島と小宝島で6日午前、島外避難を希望した計46人を乗せた村営フェリーが出航し、同日夕、鹿児島港(鹿児島市)に到着した。悪石島住民の島外避難は2回目で、小宝島は初めて。
悪石島では、同日午後も震度5強の地震が連続して2回観測された。地震の規模(マグニチュード=M)と震源の深さは、午後2時1分ごろ発生がM4.9で21キロ、同2時7分ごろ発生がM5.5で23キロ。7日午前0時12分にも震度5弱の揺れを観測し、地震の規模はM4.9、震源の深さは20キロだった。
鹿児島港に到着した島民らは、大きなスーツケースを持ち、疲れた表情で下船した。親元から離れて小宝島で生活する小中学生の寮で寮監を務める斉藤星さん(48)は、寮生6人と妻、子どもと共に避難。「子どもたちも元気良く到着でき、安心している」と話した上で、「地震が落ち着いてくれれば」と願った。
トカラ列島近海を震源とする群発地震は6月21日に始まり、気象庁によると、体に感じる震度1以上の地震は今月6日午後までに1500回を超えた。悪石島では3日に震度6弱の揺れを観測し、避難を希望する住民13人は4日、フェリーで鹿児島市に避難。同島では5日朝にも震度5強の地震が1回あり、悪石島近くの小宝島では2日に震度5弱を観測した。
同庁の海老田綾貴・地震津波監視課長は6日に記者会見し、「地震活動は依然として活発だ。悪石島から震源が近く、浅いので、震度5強を連続的に観測した」と説明。引き続き6弱程度の地震に注意するよう呼び掛けた。
〔写真説明〕鹿児島港に到着した悪石島、小宝島からの避難者ら=6日午後、鹿児島市
(ニュース提供元:時事通信社)

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