2025/07/24
防災・危機管理ニュース
モバイルバッテリーやハンディーファン(携帯用扇風機)など、リチウムイオン電池を使った製品の事故が夏場に多発しているとして、製品評価技術基盤機構(NITE)が注意を呼び掛けている。
NITEによると、事故は年々増加傾向にあり、2020~24年に1860件発生。うち85%が火災だった。リチウムイオン電池は熱や衝撃に弱いため、気温が上がると事故が増える傾向にある。月別では、8月が最も多く228件。次いで7月が212件、6月が201件だった。
製品の内訳を見ると、モバイルバッテリーが最多の361件。電動アシスト自転車(202件)、充電式電動工具(171件)などがあった。
具体的な事故では、兵庫県で20年7月、充電中のハンディーファンから異音と出火があり、50代男性が軽いやけどを負った。23年8月には、熊本県で40代男性が車内の運転席に長時間放置していたモバイルバッテリーが異常発熱して発火した。
電池が膨張したり熱くなったりした際は、すぐに充電や使用を止めることが重要だ。発火した場合は大量の水で消火し、なるべく水没させた状態で119番することが求められる。
NITEは、安全対策が不十分な非純正バッテリーが安価で出回っていることも事故原因となっている可能性があるとし、販売元の連絡先やリコール情報を確認して購入するよう推奨している。
〔写真説明〕再現実験で発火するモバイルバッテリー(NITE提供)
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/03/24
-
-
-
-
-
火事・水害の被災設備に復旧という選択肢
災害復旧専門サービスのベルフォアジャパンは昨年、独自営業による顧客開拓に乗り出しました。これまでは共同出資者の東京海上日動火災保険を窓口としてきましたが、体制変更を機に直接の市場アプローチを開始。BCPの実効性を確保する手段として自社のサービスを訴求する考えです。代表取締役社長の加藤道久氏に今後の市場戦略を聞きました。
2026/03/18
-
-
-
余計な情報をつながない安否確認システム
安否確認システム「オクレンジャー」は2006 年に提供を開始したサービス。災害時の初動に欠かせないアプリとして広く認知され、累計ユーザー数260 万を突破した。開発元のパスカルは地域のSIerとして、防災分野以外でもビジネスの高度化に貢献する。社長の井上隆氏に、創業以来の事業コンセプトと今後の展望を聞いた。
2026/03/11
-







※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方