関西電力グループのかんでんエンジニアリング(大阪市)は24日、社員が発注先の警備会社と共謀し、工事現場の警備費用を水増ししていたと発表した。水増し額は2023~24年度だけで数千万円に上る見込み。社員12人が、見返りに金品や会食などの利益供与を受けていた。
 水増し請求に関与したのは、地中送配電工事に関わる社員13人。19~24年度に警備員数や警備時間を改ざんし、実際より費用が多くかかったように見せ掛けた。今年6月、コンプライアンス相談窓口への通報で発覚した。 

(ニュース提供元:時事通信社)