カムチャツカ半島で発生したマグニチュード8.7の地震で北海道から和歌山県にかけた太平洋沿岸一帯の広域で津波警報が発令され、避難が呼びかけられている(11時30分現在)。各地で35℃に迫るほど気温が上昇するなかの避難で危惧されるのが、熱中症だ。

避難先の高台や避難タワーなどには避難所だけでなく木陰すらあるとは限らない。さらに、警報解除の時間は現段階で未定で長時間に及ぶ可能性もある。気象庁によれば過去のチリ地震では警報解除までの1日程度の時間を要したという。

総務省消防庁の担当者によると実際に対応するのは各自治体になるが「津波警報で避難中であっても体調が悪ければ119番を」と話す。判断に迷った場合は、相談窓口である「#7119」の活用を呼びかけた。