西日本は9日、九州から伊豆諸島付近に延びる前線の影響で断続的に雨が降り、九州北部の一部で大雨になった。前線は西・東日本の日本海側や東北に北上し、12日ごろまで停滞する見込み。気象庁は西日本を中心に広い範囲で大雨による土砂災害や河川の増水、浸水に警戒し、落雷や突風、ひょうに注意するよう呼び掛けた。
 福岡県では9日深夜に大雨となり、福岡市や太宰府市などの福岡地方で線状降水帯が発生した。山口、佐賀、長崎各県でも10日午後9時ごろにかけ、発生する恐れがある。
 熊本県甲佐町では9日午前10時半までの6時間雨量が130.0ミリ、福岡市西区では午後11時20分までの3時間雨量が144.5ミリとなった。
 10日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で、山口県300ミリ、九州北部250ミリ、四国200ミリ、近畿180ミリ、東海150ミリ、関東甲信と中国120ミリ、東北と北陸、九州南部80ミリ。
 その後、11日午後6時までの同雨量は四国300ミリ、関東甲信と東海、九州南部200ミリ、近畿と九州北部150ミリ、北陸と中国100ミリ、東北80ミリ。12日午後6時までの同雨量は四国150ミリ、関東甲信と北陸、東海、近畿、九州北部100ミリ、東北80ミリ。 

(ニュース提供元:時事通信社)