天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは7日、新潟市で開かれた「防災推進国民大会2025」を聴講された。同大会への皇族の出席は初めて。
 愛子さまが聴講したのは、能登半島地震に関する二つのセッション。災害時の福祉支援や被災者が抱える課題などについて、現地入りした参加者らが討論し、愛子さまはメモを取りながら熱心に聞いた。
 説明役によると、愛子さまは「若い人も参加されているんですね」と感想を話したという。
 同大会は官民による防災イベントで、今年が10回目。側近によると、天皇ご一家は自然災害の多発に心を痛め、被災地に心を寄せている。
 愛子さまは6日に新潟県入りした。8日は04年の中越地震で大きな被害が出た旧山古志村(現長岡市)の復興交流館などを視察する。 
〔写真説明〕防災推進国民大会で、関係者と言葉を交わされる天皇、皇后両陛下の長女愛子さま=7日午前、新潟市(代表撮影)

(ニュース提供元:時事通信社)