2025/09/29
防災・危機管理ニュース
【ソウル時事】韓国でオンライン行政サービスの機能停止が続いている。政府の電算システム拠点で26日に発生した火災が原因。行政システム647件が停止を余儀なくされたが、復旧したのは29日時点で一部にとどまっており、混乱が長期化している。
火災は中部・大田の国家情報資源管理院で起きた。韓国メディアによると、サーバーが置かれている電算室からリチウムイオンバッテリーを別の部屋に移す作業をしていたところ、出火した。
この影響で、スマートフォンに入れて利用できる身分証明書をはじめ、郵便局のインターネットサービス、火葬のオンライン予約など、多岐にわたる市民向けシステムがまひ状態に陥った。
行政安全省は、国民の安全や経済活動に関わるサービスの復旧に優先的に取り組むと説明しているが、なお時間を要する見通しだ。システムのバックアップ体制が事実上機能していなかったことを問題視する見方も出ている。
〔写真説明〕29日、火災の影響で機能停止したソウルの政府庁舎の端末(EPA時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
能登半島地震からまもなく2年
能登半島地震からまもなく2年。災害対応の検証も終盤に入っています。浮上した課題を反映し、災害関連法も変わりました。来年はこれらの内容をふまえた防災・BCPの見直しが加速しそうです。発災直後から被災地を調査し、石川県の初動対応を振り返る検証委員会の委員も務めた金沢大学准教授の青木賢人氏に防災・BCP強化の方向を聞きました。
2025/12/25
-
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/12/23
-
-
-
-
-









※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方