【ニューヨーク時事】7日のニューヨーク外国為替市場では、日本の財政悪化への懸念などから円売りが加速し、円相場は2月中旬以来、約8カ月ぶりに一時1ドル=152円台に下落した。対ユーロでも円安が進み、1ユーロ=177円台まで下げ、史上最安値を更新した。
 午後5時時点では対ドルで151円85~95銭と、前日同時刻比1円55銭の大幅な円安・ドル高。対ユーロでは177円08~18銭と、97銭の円安・ユーロ高。
 自民党の高市早苗総裁が掲げる景気刺激策により財政赤字が拡大するとの観測が拡大。高市氏は金融緩和志向で、日銀の利上げを望まないともみられており、円売り圧力が強まった。 
〔写真説明〕自民党の高市早苗総裁=7日、同党本部

(ニュース提供元:時事通信社)