日本維新の会は2日、整備新幹線に関するプロジェクトチーム(PT)を開催した。北陸新幹線の未着工区間(敦賀―新大阪)について、福井県小浜市と京都駅を通る現行案「小浜・京都ルート」は国民の理解が得られていないなどとして、同ルートを含む8案を再検討するよう自民党に提起する方針を決定。月内にも開催される与党PTでの焦点になりそうだ。
 維新は再検討の候補として、滋賀県の米原駅で東海道新幹線に接続する「米原ルート」や、小浜市と京都府舞鶴市を経由する「舞鶴ルート」などを挙げた。会合後、記者団の取材に応じた維新PT座長の前原誠司元国土交通相は、8案の優劣はつけていないと説明。一方、1973年に決定された整備計画で、小浜市付近が経由地に定められていることに関して「とらわれず、見直すことで与党PTに臨む」と強調した。 

(ニュース提供元:時事通信社)