組織構造を変えて負のスパイラルを脱却(写真:Adobe stock)
 

ガーディアン社会保険労務士事務所所長

特定社会保険労務士


惠島美王子

 


元警察の刑事部出身の特定社会保険労務士/健康経営エキスパートアドバイザー。交番・交通課勤務を経て、本部刑事部捜査第二課・所轄刑事課知能犯係において、詐欺・横領・贈収賄事件等の知能犯捜査に従事。その後、法律事務所、社労士事務所に転職後、2022年元刑事の見知を活かした労務リスク対策に特化した社労士事務所を設立。


2026年注視すべきリスク                     

1位:労働力不足
2位:内部不正
3位:カスタマーハラスメント

                                     

企業の課題と対策

2026年、企業経営に影響を与えるリスクとして、私は「労働力不足」「内部不正」「カスタマーハラスメント」の3つを特に注視している。一見、別々の課題に見えるが、その根底には一貫した構造リスクが横たわる。

人材不足は企業が直面する深刻な経営課題である。少子高齢化による労働力人口の減少に加え、働き方の多様化や雇用の流動化が進んだことで、必要な人材を確保しても定着できない状況が常態化している。これは単なる採用の難しさではなく、人員体制が脆弱化することで現場の負荷が増し、判断や統制が後回しになってしまう構造的リスクである。