2026/02/06
防災・危機管理ニュース
【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州委員会は6日、中国系短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」について、中毒性のある設計が、巨大IT企業に利用者保護などを義務付けたデジタルサービス法(DSA)に違反するとの暫定的な判断を示した。画面を無限にスクロールできる仕様や、個人の好みに合わせたコンテンツ推薦機能などが、依存症を引き起こす恐れがあると指摘した。
発表によると、ティックトックの運営会社はこうした設計に伴うリスク評価を十分に行っておらず、特に未成年者や社会的弱者の心身の健康への影響を軽視していたとされる。夜間の長時間利用やアプリの起動頻度といった強迫的な使用状況を示す指標を考慮していなかったほか、現行の利用時間抑制の仕組みや保護者向け管理機能についても実効性に乏しいと判断された。
欧州委は、無限スクロールの無効化や休憩機能の導入、コンテンツ推薦機能の見直しなど、サービスの基本設計の変更が必要との見解を示した。今後、ティックトック側には反論の機会が与えられるが、最終的に違反が確定すれば、世界売上高の最大6%に相当する制裁金が科される可能性がある。
〔写真説明〕中国系短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」のロゴマーク(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/08/05
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/08/04
-
-
-
-
令和8年熊本地震 猛暑の被災地で熱中症を避ける
最大震度7を記録した令和8年熊本地震。熊本県内では400超の避難所が開設され、約9千人が避難している(29日時点)。真夏の避難生活は、熱中症の危険性を確実に高める。しかもこれからは、猛暑・酷暑下での復旧活動が本格化し、多くの人々が被災地で活動する。現地で熱中症をどう防いだらいいか。熱中症と災害医療に詳しい、さいたま赤十字病院高度救命救急センターの席 望医師に対策を聞いた。
2026/07/30
-
令和8年熊本地震 広がるデマ、どう見分ける?SNSとの向き合い方
28日に発生した最大震度7を記録した熊本地震では、早くも豪華寝台列車「ななつ星」が脱線したなどのデマ情報が広く拡散された。災害のたびに、広くSNSで拡散される情報にどう向き合えばいいか。デジタル空間の情報分析を専門とする Japan Nexus Intelligence の竜口七彩氏に聞いた。
2026/07/29
-
-
事例研究で有事に備え、組織の体質改善で形骸化を防ぐ
組織レジリエンスの強化やサイバーセキュリティーの向上、サプライチェーンの強靭化など、危機管理やリスク管理担当者が関与する領域は年々拡大している。変化する社会状況にあわせ、担当者はどのように学び、備え、対応することが求められるのか。森総合研究所代表の森健さんは、自治体と企業で危機管理担当者としての経験を積み、現在はコンサルタントとして、企業や団体の危機管理の支援を手がけている。自身の経験を踏まえ、危機管理の担当者にどうアドバイスしているのか、話を聞いた。
2026/07/27
-






※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方