【ニューデリー時事】バングラデシュ首都ダッカで2016年、武装集団が飲食店を襲い、日本人7人を含む人質20人が死亡したテロ事件から1日で10年がたった。7人が取り組んでいたインフラ整備事業の実施機関である国際協力機構(JICA)が2日、同地で慰霊式典を行った。
 7人は首都を走るバングラデシュ初の都市型鉄道「ダッカメトロ」の準備や調査に関わっていた。メトロは22年12月に一部区間で開通。式典に参列した遺族や両国の関係者が車両基地内に設置された慰霊碑に手を合わせ、花束を手向けた。
 JICAの田中明彦理事長は7人に哀悼の意を表し、「皆さんの尽力と遺志を胸に刻み、痛ましい事件を二度と繰り返さないよう安全重視で取り組む」と誓った。
 事件は16年7月1日に発生。爆弾や銃を持った男らが飲食店を襲撃し、人質を取って店内に立てこもった。外国人が標的となり、日本人のほか、イタリア人や米国人も犠牲となった。警官2人も死亡した。 
〔写真説明〕バングラデシュ首都ダッカで起きた襲撃テロ現場に供えられた花束=2016年7月

(ニュース提供元:時事通信社)