福島県やふくしま未来農業協同組合(JAふくしま未来)などは、台湾への本格的な桃の輸出を東日本大震災以来初めて再開した。17日、同県伊達市内で第1陣の出荷作業が行われ、旬の品種「川中島白桃」計約200キロを積んだトラックが経由地の東京都江東区の豊洲市場へと出発した。
 台湾は震災前には県産桃の最大の輸出先で、多い時で年60トン以上を輸出していたが、東京電力福島第1原発事故によって出荷を停止していた。2023年から試験的に輸出を再開。25年11月に台湾の輸入規制が撤廃されたことも後押しとなり、16年ぶりの本格再開にこぎ着けた。
 26年度は9月までに4.5トン程度の出荷を目標としている。JAふくしま未来の藤野喜幸園芸課長は「ブランド価値が高まり、生産者の手取り向上にもつながる」と期待を込めた。 

(ニュース提供元:時事通信社)