【パリ時事】世界保健機関(WHO)は27日、アフリカ東部ウガンダでのエボラ出血熱の流行が終息したと発表した。国内最後の患者が7月中旬に退院後、潜伏期間の2倍に相当する42日間にわたり新たな症例が確認されなかった。ただ、隣国コンゴ(旧ザイール)では過去最速のペースで感染が拡大しており、勢いが弱まる兆しはない。
 WHOは5月、コンゴとウガンダの感染を受けて「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言。ウガンダでは計20人が感染したが、18人は回復し、死亡したのは2人だった。テドロスWHO事務局長は「果断な行動で流行を迅速に制御できると証明した」と同国当局をたたえた。
 一方、コンゴでは今月25日までに5713人が感染し、半数近い2744人が死亡した。感染の約85%は金採掘が盛んな北東部イトゥリ州に集中。鉱山労働者の出入りが激しい上、武装勢力が資源の争奪戦を繰り広げ、感染対策が困難を極めている。 
〔写真説明〕エボラ出血熱と疑われる遺体の搬送中に、消毒剤を散布するウガンダ赤十字社の職員=5月26日、カンパラ(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)