厚生労働省は3日、2026年度の地域別最低賃金が全国平均で時給1177円になると発表した。引き上げ幅は56円で、過去最大だった前年度(66円)を下回ったものの、2番目に高い水準となった。中央最低賃金審議会(厚生労働相の諮問機関)がランク別に示した目安額を上回った地域は33府県に上った。前年度に最大で半年遅れた発効日を従来通り10月に戻す動きも広がった。
 目安を超えた33府県のうち、引き上げ額が最も高いのは佐賀の65円で、目安を9円上回った。次いで鹿児島(64円)、高知(63円)、沖縄(同)が高かった。目安に対する上乗せ額は1~9円と、最大18円だった前年度からは縮小した。
 改定後の最高額は東京の1280円、最も低いのは宮崎の1085円だった。最高額と最低額の差は195円となり、前年度の203円から8円縮小した。
 改定額を適用する発効日は、大半の地域が10月を予定。前年度は多くの地域が11月以降にずれ込み、6県が越年したが、原則に回帰する動きが目立った。ただ、熊本は地震による企業への影響に配慮して12月に遅らせ、岩手と沖縄も同月とした。 
〔写真説明〕最低賃金改定の答申を沖縄労働局の宮本淳子局長(右)に渡す沖縄地方最低賃金審議会の上江洲純子会長=3日午後、那覇市

(ニュース提供元:時事通信社)